ビジネス英会話

発音は『教養』を表すバロメーター

ビジネス英会話で発音が実はとっても大事、って知っていましたか?発音なんてどうだっていい、とは今日から言えなくなるかも!発音の重要性を是非、再認識してください!

竹村 和浩

竹村 和浩

ビジネス英会話 ガイド

立教大学英米文学科卒。東京都立高校に6年間英語教諭として勤務後、株式会社公文教育研究会に海外派遣要員として採用。総合企画室・国際部担当等を経て、独立。民間リサーチ会社を経て、TLL言語研究所を設立、現在、株式会社ティエルエル 代表取締役。英検一級。

...続きを読む

発音こそビジネスでは重要

alt="発音と教養"

発音と教養

「発音なんてどうだっていい!」というセリフをよく聞かないでしょうか? 「発音なんかにこだわっているからいつまでたっても英語が話せない。」「発音より重要なのは中身、堂々と話せればそれでいい。」などなど。

しかし、実際には、国際的なビジネスの場面では、英語の発音は、その人の「教養レベル・教育レベル」を示すバロメーターであるといわれています。

発音(アクセント)で値踏みをする欧米のエリート

もちろん、今では、非ネイティブの方が英語の使用人口は多くなっています。とりわけこれからは、アジアの時代と言われており、いわゆるInternational Englishesの時代。特に外国人同士では、「訛りも個性」の一部として扱われています。
しかし、欧米のエリート層との付き合いでは、この「発音」(アクセント)がいまだに重要な役割を果たしているというのが実情です。

初対面、英語で二言三言あいさつを交わしている間、エリートたちは、立居振舞など少ない情報から、相手の値踏みをすることでしょう。これは私たちも無意識にやっていることです。その際に、一つのバロメーターになるのが、「発音」です。

印象に深く関わる発音

イェール大学大学院教授、ウィリアム・ヴァンス氏の著作「日本人が知らない、ワンランク上のビジネス英語術-イェール大学30講‐」の中に、この点が明確に書かれてあります。英語のネイティブスピーカーが相手の教育レベルを推し量る目安となるのが、英語の2つの音、子音のtとdだといいます。

私たちはよく、西海岸の英語がかっこいい、と感じがちですが、特にt とdを脱落させ、はしょって「アイ・ウォンナ…」と発音をしますが、ヴァンス教授の視点からいえば、これは、uneducatedという印象を与えてしまう、ということなのです。

アメリカ人も実はイギリス英語がお好き、ということのようです。

これは、イギリスではもっと当たり前のことで、あの「マイフェア・レディ」という映画をご覧になれば、発音と階級差がいかに連動しているかを実感することができます。では、日本人として、この発音をどうすればよいのでしょうか?
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます