中国語

失敗しない、中国でのテーブルマナー(2ページ目)

みなさんは、中華料理と聞いて何を想像されますか。麻婆豆腐、青椒肉絲、回鍋肉……。さまざまあると思いますが、今回は、食事をさらに美味しくする、中国のテーブルマナーについてご紹介します。相手の文化を深く知り、コミュニケーションを上手にとりましょう。

金子 真生

執筆者:金子 真生

中国語ガイド


「打包」から「光盘」へ

みなさん、

麻烦你,打包一下。
ma2 fan ni3 , da3 bao1 yi2 xia4

という表現を聞いたことがあるでしょうか。
これは、

「すみませんが、持ち帰り用に包んでください。」

という意味です。

ご存知の方も多いと思いますが、本来中華料理は少しだけ食べ残すのがマナーなのです。そしてその残したものを持ち帰るという仕組みです。しかし、最近は持ち帰る人が少なくなり、また、持ち帰り用に包んでもらってもなお残っているほど注文する人が増え、食べ残しの料理が大量に廃棄されることが多くなってきました。

そのため、レストランが「光盘行动(guang1 pan2 xing2 dong4)」と銘打って、すべての食事をできるだけ平らげて帰りましょうというキャンペーンを始めました。「光盘」といえば、「CDやDVD」のことと習うはずですが、さすがは形を重視する中国語。ここではお皿の意味で使っているのですね。「光」は、「すっからかん」というニュアンスを付加する副詞ですから、意味もぴったり符合します。
春餅

中華風クレープのお店で。たれも数種類用意されていて贅沢。残す間もなく完食しました。


いかがでしょうか。日本料理にもいろいろと細かいマナーがありますが、中国にも同じく、たくさんのマナーがあります。少しずつ覚えていって、交流を円滑に進めていきたいですね。
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