海外旅行保険/海外旅行保険の基礎を学ぼう

こんなとき海外旅行保険はおりる?

海外旅行保険も保険金がおりないときがあります。それでは年齢が70歳くらいだったり、虫歯や歯科治療を受けたり、あるいは妊娠していたりした場合は海外旅行保険はおりる?これらの個別のケースでこんなとき海外旅行保険はおりるかを解説します。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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こんなとき海外旅行保険はおりる?

こんなとき海外旅行保険はおりる?

海外旅行中に病気やケガ、事故やトラブルなどがあった場合、言葉の通じない地域では何かと不安なものです。

海外旅行保険で事前に備えてから旅行する人が多いと思いますが、海外旅行保険も「保険」ですから、保険金の支払いにならない事項があります。

しかし高齢であったり、病気になっていたりなど保険に加入しにくい人ほど保険へのニーズが高いのも事実です。いくつか事例を出しながら「こんなとき海外旅行保険はおりる?」をテーマにお話してみたいと思います。

70歳だけど海外旅行保険は加入できる?

リタイア後に海外旅行に行くケースは増えているようです。例えば海外旅行保険に70歳の人は加入できるのでしょうか。まず海外旅行保険では年齢と旅行期間がポイントになってきます。

海外旅行保険ではインターネット経由の加入では70歳までなどとしているところが多いようです。これは海外旅行保険に限った話ではありませんが、インターネットの契約というのは保険会社も契約者の顔が見えませんから、ある程度の制限をつけているのが実際のところです。

最近はインターネットでも年齢による加入制限が厳しくないプランもあるので、そうしたところを探してみたり、対面販売の保険代理店に相談してみるのもいいと思います。火災保険や自動車保険、生命保険などでお世話になっている代理店があるなら相談してみるといいでしょう。

また高齢者の場合には長期の保険期間はダメだったり、保険金額に上限を設けるなどのケースもあるようです。ただいずれにしても以前よりは高齢の方の場合でも海外旅行保険に多少加入しやすくなっていると思います。

歯科治療は海外旅行保険の対象?

原則虫歯、歯槽膿漏などの歯科疾病の治療費用は、保険金の支払い対象になっていません。これは虫歯などの場合、海外旅行中に生じたものかどうかの判断が難しいためです。実際海外旅行前に歯が痛ければ歯医者に行くでしょうが、保険の適用を考えると難しいところです。

逆に長期留学などの場合、所定の期間経過後(例えば90日間)は対象とする特約があったりしますから、渡航する際の条件が該当するようなら一度相談するようにしてください。

妊娠している場合、海外旅行保険は?

加入そのものは可能ですが、妊娠・出産・早産・流産やこれらにもとづく病気が原因で起きた費用は、保険金の支払い対象にならないのが原則です。

ただし損害保険会社によっては海外旅行保険の期間が短いようなケースで妊娠初期の異常で医師の治療を受けた場合に保険金の支払いの対象となるものもあるようです。

原則対象とならないと覚えておいた方が間違いはありませんが、それでも海外に渡航するなら自分妊娠における状況と海外旅行保険の適用の可否について確認してから行くようにしましょう。

次に既往症や持病があるケース、海外旅行先の制限について解説します。>>>>>>>>>>>>

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