札幌の観光・旅行/札幌の観光スポット

札幌中心部から30分! 1日遊べる絶景公園(2ページ目)

北海道観光の拠点、札幌。市内を散策して、美味しいものを食べてお土産を買って、それでも少し時間が余ったら、北海道らしい風景が広がる公園へと足を延ばしてみてはいかがですか? 札幌中心部から車でわずか30分。お子さんを思いっきり遊ばせられる施設も充実していますので、子連れ旅にもオススメです!

執筆者:鹿島 千穂

彫刻家イサム・ノグチが設計!モエレ沼公園

モエレ沼公園

細部まで計算された美しい公園(写真提供:モエレ沼公園)

モエレ山

アートと自然が融合した景観(写真提供:モエレ沼公園)

札幌市内の絶景公園。もうひとつのおすすめは、札幌市東区にある「モエレ沼公園」です。こちらの公園は、世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけたことで全国的にも有名で、約188ヘクタールの敷地内には、彼がデザインした126もの遊具が点在しています。

もともと不燃ゴミの埋め立て地として利用されていたこの土地に、公園を作る計画があることを知ったイサム・ノグチは、「人間が傷つけた土地をアートで再生したい」という思いでプロジェクトに参加。しかし、マスタープランを作り上げたのち、道半ばにして逝去してしまいます。その後、彼の遺志を継いだイサム・ノグチ財団や活動を支援してきた人たちの協力のもと、札幌市は公園の造成を続け、2005年に見事グランドオープンしました。
モエレビーチ

公園の中にビーチが出現!(写真提供:モエレ沼公園)



公園内には、約2600本もの桜が植えられている「サクラの森」、水のアートを体感できる「海の噴水」、海辺をイメージして造られた水遊び場「モエレビーチ」など9つの施設があり、子どもたちが思いっきり遊べるのはもちろん、アート好きは心くすぐられるような工夫が随所に見られます。

海の噴水

海の噴水(写真提供:モエレ沼公園)

なかでも、「海の噴水」は圧巻!パフォーマンスは1日3回から4回で、40分のロングプログラムと15分のショートプログラムの2つのパターンがあるのですが、ロングプログラムは吹き上がりや水の満ち引きを使って、まるでひとつのストーリーを紡いでいるかのようで、思わず見入ってしまいます。今年の運転期間は10月20日(月)まで。夜はライトアップされ、昼とは一味違った光と水のショーを楽しむことができますので、タイミングが合えば是非、こちらもお楽しみください。


ガラスのピラミッド

公園のシンボル、ガラスのピラミッド(写真提供:モエレ沼公園)

公園の入り口に佇むこちらの建物は、その名も「ガラスのピラミッド」。パリのルーブル美術館にあるガラスのピラミッドを彷彿とさせる美しい形状で、中にはフレンチレストランやイサム・ノグチギャラリーがあり、太陽の光が降り注ぐアトリウムでは、週末になるとコンサートや展覧会なども開かれます。イサム・ノグチの遺作ともいえる「モエレ沼公園」。天気の良い日には、家族連れやカップル、愛犬の散歩をする人が思い思いに時を過ごし、子どもたちの笑い声がこだまするピースフルな空間です。観光の合間にホッと一息、ついてみませんか?

<DATA>
モエレ沼公園
住所:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
電話番号:011-790-1231
休園日:なし
入場料:無料
アクセス:(車の場合)札幌駅中心部から約30分
(公共の交通機関)地下鉄さっぽろ駅から東豊線「環状通東駅」下車、中央バスにて約25分「モエレ沼公園」下車
ホームページ:www.sapporo-park.or.jp/moere/
地図:Yahoo!地図情報

いかがでしたか? そろそろ夏休みの旅行を計画する時期ですね。先日、子育て中で、この夏北海道旅行を計画している友人たちから、「観光の合間に子どもを思いっきり遊ばせられる、北海道らしい場所はない?」との質問を立て続けに受けました。飛行機で移動し、あちこち周っていると、小さいお子さんは特にフラストレーションが溜まるもの。上手に遊ばせられる場所を見つけて、大人も子ども満足できる旅をしてくださいね!

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