まずは、由比ヶ浜を見ながら走りましょう
「GROVE KAMAKURA」から、鎌倉のメインストリート、若宮大路をまっすぐ南へ向かいます。鶴岡八幡宮の「一の鳥居」を抜け、海岸道路に突き当たったら右折し、江ノ島方面へと向かいます。夏の由比ヶ浜海水浴場
毎年7月に行われる「鎌倉花火大会」の会場も由比ヶ浜。海の上を走る船上から、次々海中に投げられる名物の水中花火をはじめ、さまざまな花火が華やかに夏の夜空と海を彩ります。
稲村ヶ崎へ
由比ヶ浜のビーチは2kmほど続き、やがて、前方に海に突き出た稲村ヶ崎が見えてきます。稲村ヶ崎
今は、「鎌倉海浜公園 稲村が崎地区」として整備され、家族連れなどが訪れる観光スポットになっています。夕日が美しく、「かながわの景勝50選」に選出されている絶景スポットですので、帰りにまた立ち寄ることにしましょう。
江ノ島を目指して
稲村ヶ崎を過ぎたら、今度は、江ノ島を目標に走って行きましょう。稲村ヶ崎から先は海岸名が「七里ヶ浜」と変わります。鎌倉時代の距離の単位では、7里(1里が600m)あったので、この名前がついたのだそうです。
しばらく行くと、右手に江ノ電の電車のホームが見えてきます。関東の駅百選にも選ばれている「鎌倉高校前」駅のホームです。海沿いを走るイメージのある江ノ電ですが、本当に海に面している駅は、この「鎌倉高校前」駅だけ。
「鎌倉高校前」駅と小動岬
また、日坂の踏切はアニメ『スラムダンク』のオープニングに登場することから、「スラムダンク踏切」と呼ばれ、外国人観光客を中心に人気を集めています。日本のアニメの海外での人気の高さを感じますね。
スラムダンク踏切
目を左に転じると、前方の海にひょっこり突き出している小動岬(こゆるぎみさき)が見えます。岬には地元の鎮守社「小動神社」が鎮座し、境内にはちょっとした展望台もあります。
作家の太宰治は、その生涯において三度の心中を図っていますが、その初めの心中を図ったのが、この小動岬。相手の女性は絶命しましたが、太宰は病院に担ぎ込まれ、一命を取り留めました。
小動岬を過ぎると、次第に江ノ島が大きく見えてきます。江ノ島から先は、だんだんお店が少なくなってくるので、江ノ島周辺でランチ休憩をとっておきましょう。