夏の鎌倉・江の島のイベントと花めぐり

夏の鎌倉・江の島といえば海のイメージですが、7月から8月にかけては、大小様々なイベントや祭りが行われる祭りのシーズンでもあります。鎌倉・江の島の夏を彩る代表的なイベント・祭りと、花の名所をご紹介します。
 

鎌倉花火大会

鎌倉には、材木座、由比ヶ浜、腰越の3つの海水浴場があり、海水浴シーズンの利用者はあわせて100万人を超えます。中でも、オシャレな海の家が集まる由比ヶ浜は人気のビーチです。
 
鎌倉花火大会名物の水中花火

鎌倉花火大会名物の水中花火


この由比ヶ浜で行われる、夏の鎌倉のビッグイベントが「鎌倉花火大会」。昭和24(1949)年にはじまり、今年(2019年)で71回目を迎える、伝統ある花火大会です。
 
色とりどりの花火が、夜空と夜の海を彩る

色とりどりの花火が、夜空と夜の海を彩る


鎌倉花火大会の名物は、沖合いを走る船上から、次々と海中に投げられる名物の「水中花火」。空のみならず海も、この鮮やかな光の花々を映し出すスクリーンになります。

毎年、大変なにぎわいになりますので、早めの時間にお出かけになるのをおすすめします。

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■鎌倉花火大会
日程:2019年7月10日(水) 雨天・荒天・高波等の場合は中止(予備日なし)
時間:19:20~20:10(予定)
会場:由比ヶ浜海岸・材木座海岸
打ち上げ数:約2500発予定
アクセス:由比ヶ浜海岸まで、江ノ電由比ヶ浜駅または和田塚駅から徒歩5分、JR・江ノ電鎌倉駅から徒歩15分
鎌倉市観光協会ホームページ
 

ぼんぼり祭

雪洞(ぼんぼり)への灯入れの瞬間

雪洞(ぼんぼり)への灯入れの瞬間


「ぼんぼり祭」は、鶴岡八幡宮の境内で行われる鎌倉の夏の風物詩ともいえる祭り。鎌倉にゆかりのある著名人が、書や絵画を揮毫(きごう)した「雪洞(ぼんぼり)」が参道に立ち並びます。
 
日が暮れてからが本番!

日が暮れてからが本番!


昼間、どれも個性的な「ぼんぼり」をひとつひとつみてまわるのも楽しいですが、祭りの本番は日暮れ後。「ぼんぼり」に灯がともされ、幻想的な夏の夜が訪れます。

「ぼんぼり祭」の期間中、立秋の前日には夏の邪気を祓う「夏越祭」、立秋当日には暦の上での秋の訪れを奉告する「立秋祭」、そして、源実朝公の誕生日である9日には「実朝祭」が執り行われます。

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■ぼんぼり祭
日程:毎年、立秋の前日から8月9日までの3日間(年によっては4日間)
2019年は、8月7日(水)~9日(金)
会場:鶴岡八幡宮境内
アクセス:鎌倉駅東口徒歩10分
地図 → 鶴岡八幡宮ホームページ
 

くらやみ参り(覚園寺の黒地蔵縁日)

みなさんは、覚園寺(かくおんじ)というお寺は、ご存じでしょうか? 鎌倉を何度も訪れている人にも、意外と知られていないこのお寺は、おすすめの穴場スポットなのです!

このお寺の特徴は、ちょっと変わった拝観スタイル。日に何度か行われる「拝観ツアー」に参加し、お寺の方の説明を聞きながら、約50分かけて境内をめぐります。
 
覚園寺 拝観の様子

覚園寺 拝観の様子


本尊の薬師如来像をはじめ、生前、川端康成が愛してやまなかったという「鞘阿弥陀(さやあみだ)」など、多くの優れた仏像が拝観可能。

また、本堂である薬師堂の梁(はり)には、室町時代の建物修理時に、足利尊氏が記したという文字が残されているなど、覚園寺の広い境内は、まるで中世の「時」がそのままストップしているかのようです。
 
くらやみ参り(覚園寺の黒地蔵縁日)

くらやみ参り(覚園寺の黒地蔵縁日)


このツアー形式の拝観は、8月はお休みになりますが、境内にまつられている「黒地蔵」の縁日である8月10日だけは、深夜、境内が開放され、「くらやみ参り」ともいわれます。暗闇の中、薄明かりに浮かぶ美しい仏像の数々など、幻想的な世界を心ゆくまで楽しむことができます。

<DATA>
■くらやみ参り(黒地蔵縁日)
日程:2019年8月10日(土)
時間:午前0時~正午
会場:覚園寺境内
アクセス:「鎌倉駅東口」4番のりばから京急バス「大塔宮」行き終点「大塔宮」下車徒歩10分
地図 → 覚園寺ホームページ

なお、8月10日は、観音様の縁日でもあります。この日にお参りすると、四万六千日(しまんろくせんにち)お参りしたのと同じご利益があるとされ、鎌倉市内で観音様をおまつりしている杉本寺や安養院、長谷寺には、たくさんの参拝客が訪れます。
長谷寺境内から見た夜明けの由比ヶ浜(長谷寺境内より)

長谷寺境内から見た夜明けの由比ヶ浜(長谷寺境内より)

 

江の島 灯籠

江の島の夏の風物詩となっている「江の島 灯籠」。江の島全体に置かれた1000基以上の灯籠に日暮れとともに灯がともされ、幻想的な夏の夕べが演出されます。
 
江の島の夏の風物詩「江の島 灯篭」

江の島の夏の風物詩「江の島 灯篭」


写真を撮影するなら、「江の島サムエル・コッキング苑」を出て道の反対側にある公園からがいいでしょう。シーキャンドル(展望灯台)が、バッチリ写ります。

<DATA>
■江の島 灯籠
日程:2019年8月1日(木)~8月31日(土)
時間:18:00~20:30まで点灯(雨天・荒天中止)
会場:江の島島内各所、すばな通り、龍口寺
アクセス:江の島シーキャンドルまで、江ノ電江ノ島駅徒歩約25分 小田急電鉄片瀬江ノ島駅徒歩20分
地図 → 江の島シーキャンドルホームページ
 

夏の鎌倉を彩る花めぐり

夏は、さすがにお寺めぐりをする人も少なくなりますが、夏の鎌倉の花めぐりも意外と楽しいものです。夏の鎌倉を彩る花の名所を何ヶ所か、ご紹介しましょう。
※下記の見頃はあくまでも目安です。

【凌霄花(ノウゼンカズラ)】 見頃:6月下旬~7月頃
妙本寺の凌霄花(ノウゼンカズラ)

妙本寺の凌霄花(ノウゼンカズラ)


まずは、鎌倉駅からほど近い、妙本寺へ足を運んでみます。照りつける日差しの中、凌霄花(ノウゼンカズラ)がオレンジ色の花を咲かせています。
 
庇の下で涼をとる人々

庇の下で涼をとる人々


民家の庭などにも咲きますが、やはり古寺の境内に咲くと趣も一味違います。大きな祖師堂の庇(ひさし)の下では、人々が涼をとっています。

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■妙本寺
住所:鎌倉市大町1-15-1
アクセス:JR「鎌倉駅東口」徒歩8分
地図 → 妙本寺ホームページ

凌霄花は、鎌倉市内では、ほかに海蔵寺などでも見ることができます。

【蓮(ハス)】 見頃:7月中旬~8月中旬頃
鶴岡八幡宮 源平池の蓮(ハス)

鶴岡八幡宮 源平池の蓮(ハス)


鶴岡八幡宮境内に入ると、正面に見える太鼓橋をはさんで、右側に源氏池、左側に平家池が広がっており、2つの池をあわせて源平池といいます。

鎌倉時代に池をつくった当初、源氏池には源氏の旗色である白蓮、平家池には平家の旗色である赤蓮を植え、源氏池には「産」に通じる3つの池を浮かべ源氏の繁栄を祈念し、平家池には「死」に通じる4つの池を浮かべ平家の滅亡を祈念したという話も伝わります。

いずれにせよ、長い時が経ち、今では白蓮も赤蓮も混じってしまっています。

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■鶴岡八幡宮
住所:鎌倉市雪ノ下2-1-31
アクセス:JR「鎌倉駅東口」徒歩10分
地図 → 鶴岡八幡宮ホームページ

また、鎌倉市内では、2000年以上前の蓮の実から開花したという光明寺の「古代蓮(大賀蓮)」や、本覚寺の美しい夷子堂と蓮のコラボもおすすめです。
 
本覚寺undefined夷子堂と蓮のコラボが美しい

本覚寺 夷子堂と蓮のコラボが美しい


【芙蓉(フヨウ)】 見頃:8月中旬~9月上旬頃
瑞泉寺 芙蓉(フヨウ)

瑞泉寺 芙蓉(フヨウ)


炎天下、瑞泉寺の本堂前には芙蓉(フヨウ)が可憐な白い花を咲かせます。

朝、花が開き、夕方には散る「一日花」であることから、この花を見ると、どうしても「美人薄命」という言葉が思い浮かびます。

<DATA>
■瑞泉寺
住所:鎌倉市二階堂710
アクセス:JR「鎌倉駅東口」4番のりばから京急バス「大塔宮」行き「大塔宮」下車徒歩15分
地図 → 瑞泉寺ホームページ

このほか、桔梗(キキョウ)や百日紅(サルスベリ)なども、あちこちで見ることができます。
 
浄妙寺の百日紅(サルスベリ)

浄妙寺の百日紅(サルスベリ)


熱中症には、くれぐれも気をつけて、夏の鎌倉の花めぐりをお楽しみください。

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