動詞の活用間違いを失くそう!
同じ音の活用に注目しよう!
1.のようにそもそも活用がきちんと書けないという場合には、動詞の活用パターンを参考に基本を覚え直す必要があります。基本形となる-er動詞の現在形に関しては、主語がJe(私), Tu(君), Il (Elle)(彼・彼女),Ils (Elles)(彼ら・彼女ら)の場合、動詞部分の発音は一般的に同じになります。そのため、活用語尾が-eと-entと異なるにも関わらず音声が同じである3人称単数と複数の間違いが初心者には多くみられます。
またfaire(フェール/~する)のような不規則動詞の場合には、一般的に主語がJe のときは動詞の活用語尾が-s, Tuのときも-s, Il (Elle)のときは-tという風に、単数形の主語の場合に例えばfais, fait(フェ)のように2パターンの動詞活用語尾の変化がみられます。そのため、この2種類の活用の混同も多くみられます。原則をしっかりと覚えておきましょう。
過去分詞の性数一致の規則を理解しよう!
過去分詞の性数一致の間違いは、文法規則の知識が正確でないために起きる場合が多いものです。être+過去分詞で複合過去をつくる場合の過去分詞の性数一致は、形容詞の場合と同じように気をつけなければなりませんね。またavoir+過去分詞で複合過去を作る場合でも、Je l’ai vue. (ジュ レ ヴュ/私は彼女に会った)の例のように、直接補語人称代名詞が動詞の前におかれたことによって過去分詞の性数一致が必要になる場合があります。さらに、la voiture que j’ai achetée (ラ ヴワチュール ク ジェ アシュテ/私が買った車)のように関係代名詞によって直接補語人称代名詞が動詞の前におかれたときの過去分詞の性数一致についてもきちんと確認しておきましょう。
ややこしい決まりが多いですが、自分の間違いパターンを分析、修正することで、フランス語能力は格段にアップします。頑張ってくださいね!