記憶術/記憶術の例

サッカー知識ゼロ!でもW杯を10倍楽しむ記憶術(1)

いよいよ、サッカーワールドカップ・ブラジル大会が迫ってきました。まずは日本のリーグ戦突破が課題ですが、日本が戦うのは、コートジボアール、コロンビア、ギリシア。あなたはこの3チームについてどれぐらい知っていますか? ちょっと記憶術を活用して選手名を覚えることで、一気にこれらのチームへの親近感が増し、ますます日本との試合が楽しみになりますよ!

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

日本の対戦チームは知っていても……

サッカー・ワールドカップ・ブラジル大会

いよいよサッカー・ワールドカップ・ブラジル大会!

いよいよ、サッカーのワールドカップ・ブラジル大会が始まりますね。

まずは日本代表チームとしては、リーグ戦突破が課題なわけですが、その対戦相手となる3チームはすぐに思い浮かびますか? 

連日、テレビやネットでニュースが放送されていますから、3つの国名ぐらいは頭に入っているかもしれません。

コートジボアール、コロンビア、ギリシアの3チームですね。

ところで、この3チームについて何か知っていますか?

「コートジボアールはアフリカ、コロンビアは南米、ギリシアはヨーロッパ……」

せいぜい、その国の場所くらいかもしれませんね。

では、各チームの選手名はどうでしょう? 覚えていますか?

おそらく、すぐに選手名が浮かぶ人はほとんどいないと思います。

もし、対戦相手の3チームの代表選手を4人ずつでもすぐに言えたらどうですか? ちょっと親近感がわくと思いませんか?

選手の名前を知っていたら、試合を見ていてもがぜん面白くなってきます。

さらに、友達や会社の同僚との話のときに、単に「コロンビアは……」というより、「コロンビアのバッカ選手は……」なんて、選手名まで入れて語れたら、「お前、サッカー詳しいなあ」と思われますよね。

なので、この際、日本の対戦相手のチームの選手を4人ずつだけでも覚えてしまいましょう!

「でも、外国人の名前は覚えにくくて……」と思う人も心配ありません。記憶術の力を使えば、アッという間に覚えてしまいますよ。

「頭」はコートジボアール……

使うのは数千年前の古代ギリシアから綿々と受け継がれている記憶術の定番、イメージ記憶術空間記憶術です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

記憶術基本講座1——イメージ記憶術

記憶術基本講座2——空間記憶術

これは覚えたい名前から、何かイメージを連想し、そのイメージをすでに知っている場所や目印に結び付けて覚えていく方法です。

覚えたい項目の数が多い場合、家から最寄の駅までの道にある建物や看板などをよく使いますが、今回は身体の部分にイメージを張り付けて覚えてしまいましょう。

あとで思い出しやすいように、身体を3つの部分にわけてそれぞれにチームを割り当てます。コートジボアール=頭、コロンビア=上半身、ギリシア=下半身です。

それではさっそく、コートジボアールから覚えていきましょう。まずはコートジボアールという国名です。

「コートジボアール」から連想できるイメージは何でしょう?

私は、コートジボアールの最初の「コート」で「テニスコート」が思い浮かびました。

「コートジボアールの”ジボアール”はどうするの?」と思うかもしれませんが、イメージにするのは覚えたい言葉の一部でかまいません。

言葉の一部でいいので、とにかくイメージにすることが大切です。ほんの少しでもフック(かぎ)ができれば、そこを足場にして覚えていくことができるからです。

逆に、覚えたい言葉のすべてをカバーするイメージを作ろうとがんばると、なかなかイメージが浮かばず、かえって時間がかかり、うまくいきません。

ここはイメージ記憶術の実践で、ほとんどの人がつまづくポイントなので、十分注意してください。

イメージができたら、そのイメージをすでに覚えている場所、今回は「頭の上」に結びつけます。

たとえば、自分の「頭の上」に、巨大な「テニスコート」があって、そこで錦織選手などがプレイしていると想像してみてください。

「そんなバカらしい……」なんて思われるかもしれませんが、その「バカらしさ」さがイメージ記憶術では大事です。バカバカしいからこそ、インパクトが強くなり、記憶に残るのです。

その証拠に、「頭の上に何がありますか?」と聞かれれば、テニスコートのイメージが否が応でも思い浮かぶでしょう。

次ページでは選手名を覚えていきます! 

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