変換したイメージを整理するには?

人が歩いている風景

いつも歩いている道が記憶の場所となる

基本講座の1回目「イメージ記憶術」で、私たちがいかに普段からイメージを使って考え、記憶しているのか、そして、勉強でも積極的にイメージを活用することでいかに記憶しやすくなるのかを解説しました。

しかし、この「イメージ」ですが、ただイメージ変換しても、イメージがどんどん増えるばかりで整理がつきません。ごちゃごちゃになって、記憶するどころか混乱するのが関の山です。

そうならないよう、このイメージの整理に使うのが「空間」です。具体的にはあなたがすでによく知っている場所です。

変換したイメージを空間に置いていくことで、覚えたいイメージを混乱することなく整理できるのです。

このイメージを置いていく空間ですが、これを一から記憶したり、記憶するのが大変であれば、本末転倒になります。

しかし、人間はこの空間に関する記憶が得意なのです。しかも、日々見慣れていれば、かなりはっきりと記憶しています。この「空間記憶」を利用することで、変換したイメージを混乱することなく整理した状態で記憶できるのです。

あなたはもう「空間」を記憶している

では具体的にどれぐらいあなたが「空間記憶」しているか、確認してみましょう。

たとえば、自宅から最寄りの駅やバス停など、よく歩く道のりを思い浮かべてみてください。

まずは、あなたの自宅の玄関前。これは楽に思い浮かべられますよね。

そこから歩き出して、次に目につく建物や看板は何ですか? 明確ではっきりしたイメージが浮かばなくても構いません。ふっと浮かんだ建物や看板などを確認してください。

さらに次に見えるものは何でしょう? 先ほどと同じように、ふっと浮かんだ建物や看板など場所・目印を確認します。

もちろん、すべての建物や看板、目印を記憶しているわけではありません。それをきちんと思い出せる必要もありません。あなたが思い出せるものだけで結構です。

こうやって確認していくと、楽に思い出せる場所や目印がかなりあることがわかるでしょう。

そして、今、楽に思い出せた場所・目印に、あなたが覚えたイメージを順番に置いていけばいいのです。

たとえば、次の項目を記憶してみましょう。これはある民法テキストの目次の最初です。

第1編:民法総則
第1章:民法序論
第2章:人
第1節:権利能力
第2節:意思能力・行為能力
第3節:住所
第4節:不在者
第5節:失踪宣告
第6節:同時死亡の推定
第3章:物

意味もわからない言葉が並んでいると思いますが、イメージと空間を使えば、あっという間に記憶できます。

ラクラク覚えられるイメージ・空間記憶術の具体例は次ページで。