神田駿河台の一角に
学生で賑わう御茶ノ水もニコライ堂を過ぎて路地を入ると個性的な飲食店が軒を連ね、なんとなくモダンな昭和の空気を感じるのはたまたまなのだろうか。その中でこじんまりと灯りをともすクルル。2年前に世田谷は梅ヶ丘からお茶の水に引っ越してきた理由が面白い。赤い看板が目印だ
梅ヶ丘は、かの美登利寿司で有名だが、高級住宅街にしては食べるところが少なく、どうも飲食店としての立地としてはふさわしくないところなのかもしれない。ただ、その中でもクルルのカウンターは遅くまで埋まっていたし、そもそも8年もの間営業を続けてきた実績がある。
食欲を高める黒板メニューも
アラカルトでいこうか、と思っているとシェフから「2900円のプリフィクスをぜひ」と勧められる。最近フランスを旅したときに意外とプリフィクスが人気で、それを応用し、足りなければアラカルトを追加というパターンを勧めているようだ。
小さな店内には心地よい氣とおいしい料理の香りがたっぷり