結婚式で使えるおすすめミュージカル曲10選!
結婚式で使いたいミュージカル曲
*難易度は「A」が「歌いやすい」、「B」が「普通」、「C」が「高難度」です。
出会えた感動を歌いたい! 新郎新婦にお勧めのデュエットソング5選
『ウェストサイド物語』「One Hand, One Heart(ひとつの心)」スローテンポ、難易度「B」
「私たちの人生を一つに……。今が始まり。死さえも二人を分かつことはできない」というシンプルな結婚の誓いを、レナード・バーンスタインが短くも美しいデュエットに仕上げました。名作中の名作ミュージカルですので、親族受けも良さそう(?!) ラスト、女性パートが高音ですので、少しキーを下げると歌いやすくなるかもしれません。(英語楽譜あり)
『アラジン』「A Whole New World(ホール・ニュー・ワールド)」
スローテンポ、難易度「A」
この3月にブロードウェイで開幕したディズニー・ミュージカルの主題歌。アニメ版も大ヒットしました。ゆっくりで誰にでも歌いやすい、アラン・メンケン&ティム・ライスコンビの傑作です。魔法の絨毯に乗っているかのような浮遊感溢れるメロディに乗って、「新しい世界を一緒に見よう」と心地よく歌い上げて下さい!(英語楽譜あり。カラオケでもポピュラーなナンバー)
『ミス・サイゴン』「Sun and Moon(サン・アンド・ムーン)」
『ミス・サイゴン』2014年7、8月帝国劇場にて上演。写真提供:東宝演劇部
スローテンポ、難易度「B」
これも『ロミオ&ジュリエット』の「エメ」も、「恋に落ちた頃の初心を忘れちゃいけないな~」と思わせてくれる、情熱的なナンバー。「二人の愛の炎が空を照らす……」という熱々の歌詞が、東洋風のメロディで展開します。進行に連れ盛り上がってゆく曲調にあわせ、感情を込めると素敵。(英語楽譜あり)
『オペラ座の怪人』「All I ask of You(オール・アイ・アスク・オブ・ユー)」
スローテンポ、難易度「C」
甘いデュエットの決定版と言えば、この曲。相思相愛の二人が「愛して、それだけでいい」と思いを確かめあいます。女性が高音から入るため音をとりにくいかもしれませんが、それさえクリアできれば流麗で歌いやすいメロディ。この直後に「も~はや退け~ない~」「仕方がないわ、もう心を決めたわ」という「The Point of No Return(ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン)」を続けると、ちょっとコメディの様相を呈してきます……。(英語楽譜あり)
『アイーダ』「Elaborate Lives(迷いつつ)」
『アイーダ』撮影:堀勝志古 写真提供:劇団四季
ミディアムテンポ、難易度「B」
ティム・ライスのビターな恋愛観が覗く、ある程度恋愛、いえ人生経験のある“大人カップル”にぴったりのナンバー。「(人は複雑に生きるけれど)私はただあなたと一緒にいたいだけ」という“最後の恋”への決意を切々と歌い上げれば、大きな感動が得られそう。声域がそう広くないのも魅力です。(英語楽譜あり)
新郎新婦を祝福しよう! 友人代表も歌えるハッピーソング5選
『美女と野獣』 「Beauty and the Beast(美女と野獣)」『美女と野獣』新名古屋ミュージカル劇場にて上演中。撮影:堀勝志古 写真提供:劇団四季
ミセス・ポットが心を通わせてゆく主人公たちを見守りながら歌う、美しいナンバー。原詞は美女と野獣が恋に落ちた瞬間を繊細に表現していますが、「いつの世も変わらぬは恋心……落ちてゆく 恋の淵へ……」と、より一般的に、恋の不思議をきれいな日本語で描く、劇団四季の日本語歌詞版がお勧めです。声域が狭く歌いやすいメロディですが、スローで間が多いため、しっとりとした情感が求められます。(某有名女優さんにうかがったお話ですが、ミュージカルナンバーを歌う時には特にフレーズの最初の音を大切に、意識しながら発音すると印象深くなるようです。このナンバーなら「いつの世も」の「い」や「恋の淵へ」の「こ」でしょうか)。(四季版楽譜あり。カラオケでは男女デュエット版がポピュラー)
『アスペクツ・オブ・ラブ』「Love Changes Everything(ラブ・チェンジズ・エブリシング)」
スローテンポ、難易度「A」
「恋をすると空と大地がひっくりかえるほど、全てが変わってしまう」と、恋の不思議を歌ったナンバー。デュエットではないのでこちらに分類しましたが、新郎新婦が歌っても素敵です。(ちなみに、筆者は自分の披露宴で新郎のピアノ伴奏にあわせ、この曲を歌いました)。甘美な難曲が多い作品において簡明で声域も狭く、ロイド=ウェバーの全楽曲の中でも最も歌いやすいナンバーの一つでしょう。なお、劇団四季版の歌詞は少々違ったニュアンスが加わっているのと、歌い始めが「Love」と短く言い切るのではなく「こ~いの」と伸ばすためより安定感が求められ、難度が高くなるため、英語版のほうが歌いやすいかもしれません。(英語楽譜あり)
『Rent(レント)』「Seasons of Love(シーズンズ・オブ・ラブ)」
『RENT』(2015年秋上演予定) 写真提供:東宝演劇部
大勢で歌うなら、これ!「525600分という一年を、何で測る?」という問いかけで始まり、「インチで?飲んだコーヒーの量で?笑った回数で?」そして「愛はどうだろう」と着地。私たちの何気ない日常の支えになっているものに、気づかせてくれる名曲です。最初の音さえあわせられれば、アカペラでも行けるかも。途中で手拍子も加わり、徐々に盛り上がってゆくナンバーです。ややテンポをゆっくりにして英語の原詞にチャレンジするのもいいし、日本語で新郎新婦のエピソードにあわせた替え歌にするという手もアリかもしれません。(英語楽譜あり)
『回転木馬』「You’ll Never Walk Alone(人生ひとりではない)」
スローテンポ、難易度「A」
人生の新たな船出をする二人への、最高の応援歌。ミュージカルでは、悲しみに暮れるヒロインを従姉妹が「嵐の中を歩むときも、恐れずに顔を上げて歩こう。一人じゃないよ……」と励まします。リヴァプールFCなど、サッカーのサポーターズ・ソングとしても有名。1945年にリチャード・ロジャースが書いたメロディは端正な中に力強さがあり、時代を超えた魅力に満ちています。歌ウマさんのソロでも良し、大勢での合唱も感動を呼びそうです。(英語楽譜あり)
『リトル・マーメイド』「Kiss the Girl(キス・ザ・ガール)」
『リトル・マーメイド』四季劇場「夏」にて上演中 撮影:荒井健 写真提供:劇団四季
二次会でよくある、新郎新婦のキスシーンの演出にもってこいの、かわいいナンバー。劇中では、小舟デートでいいムードになりながら、なかなかアリエルにキスをしないエリックに、セバスチャンたちが「勇気を出して、彼女も待ってるよ、さあキスをして」と歌いかけます。ソロと「シャラララ~」のコーラス隊数人で歌い、最後に壇上に新郎新婦を引き上げれば、ムード満点のキスシーンに?! 劇団四季の『ソング&ダンス』では、男性数名がR&B風にスーツ&黒サングラスで一列に並び、スタイリッシュなムードでこの歌を歌い上げていました。(英語楽譜あり)
【関連記事】