学費・教育費/留学にかかるお金

海外留学のための奨学金

今は世界で活躍できる人材が求められる時代、子どもには海外留学で見聞を広め、専門性を高めてもらいたいと考える親も多いもの。しかし資金が多く必要であり、簡単に出せるものではありません。そのため、奨学金の活用なども視野に入れて、早いうちから資金計画をする必要があります。海外留学用にどんな奨学金があるのか紹介します。

鈴木 さや子

執筆者:鈴木 さや子

学費・教育費ガイド

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海外留学には数百万円単位のお金がかかる!

海外留学は「子どもの留学費用、いくらかかる?どう準備する?」で書いたように、年間100万~500万円ほどの費用がかかります。お金が準備できない場合でも、奨学金をもらうことができれば留学をあきらめずに済むでしょう。また、お金があったとしても、給付型の奨学金をもらえれば、留学後の家計に大きな余裕が生まれます。留学の可能性が視野に入ったら、どのご家庭でも早めに奨学金について調べることをおすすめします。

海外留学のための奨学金は、国外ともに多くの自治体や大学、団体が実施しており特徴は様々です。しかしどの奨学金も競争率は高く、成績要件等を十分に満たしていないと受給は厳しいかもしれません。この4月に締め切られた、国と日本支援機構が設けた新奨学金制度の倍率は5倍以上でした。いかに狭き門かが分かっていただけると思います。

日本学生支援機構の海外留学用奨学金

日本学生支援機構の海外留学用奨学金には、給付型の「海外留学支援制度」と貸与型の「第二種奨学金」があります。それぞれ留学期間や対象者によって申請する種類が分かれています。

【日本学生支援機構の奨学金制度】
日本学生支援機構の奨学金

給付型の海外留学支援制度と貸与型の第二種奨学金がある


留学用奨学金の申込締切は早いことが多く、日本学生支援機構の奨学金の給付型の海外留学支援制度(短期派遣)では、すでに平成26年度募集を締め切っています。他のものも早く締め切られることが多いので、注意が必要です(たとえば、海外留学支援制度(長期派遣)の締切は5月16日)。

地方自治体の海外留学用奨学金

地方自治体が出資している奨学金はほとんどが給付型のため、受け入れ人数は1人~数名と少ないものが多いです。しかし申請要件に合致する人も限られるので、あきらめずに申請しておきたいところ。もちろん貸与型の場合は、受け入れ人数も大幅に増えます。いくつかピックアップして紹介していますが、支給期間・支給金額・要件については、個別にお問い合わせをお願いします。

【地方自治体の奨学金の例】

地方自治体の奨学金の例

地方自治体のものも給付型がほとんど


次のページでは、民間団体や外国政府、海外大学の奨学金を紹介します。

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