クルマで役立つスマホアプリをご紹介　その１(2ページ目)

地図会社のナビアプリなら安心

「いつもNAVI[ドライブ]」はゼンリンのアプリ。これまで「いつもNAVI for iPhone」といっていたものがAndroid版同様の「いつもNAVI[ドライブ]」にリニューアルした。iOS版は300円/月（Android版は324円/月）で、1年分をまとめて払うと3000円と、ちょっとお得になる。建物や地形などを立体的に表示するフル3D表示や、VICS情報による渋滞考慮ルート探索、周辺検索時のガソリン価格やコインパーキングの満空情報の表示、オービス情報が、このアプリの特徴だ。
MapFan＋はカロッツェリアナビなどの地図を開発しているインクリメントPのiPhone向けナビアプリ。無料でも使えるが、有料オプション（1ヶ月コース400円/税込から365日チケット3000円/税込みまで）で、リアルタイム渋滞情報や駐車場満空情報、ガソリン価格検索、TVスポット検索が利用可能になる。また、このアプリは基本的には地図データがクラウド上にあるオンライン型だが、有料オプションを選べば、詳細地図をスマホにダウンロードできる。つまりオンライン型とオフライン型のハイブリッドというのも、他には無い特徴で、お住まいのエリアだけ詳細地図をダウンロードしておき、あとはオンライン地図でという使い方もできる。

オフライン型は通信不可でも使える

マップルナビK（1400円）は、キャンバスマップル社のiPhone向けナビアプリ。全国の地図データを一括してiPhoneに保存するダウンロード型だから、データ容量は2GB以上と重く、それなりの空き領域が必要だが、通信がつながらない状態でも、検索＆ルート探索を始めとしたナビ機能が使えるのがいい。危険箇所や水飲み場等が表示され災害時に有用な帰宅支援モードも、オフラインで使えるからこそ役立つ。自車マークをくまモンに変更できるお遊びモードも楽しい。ただし渋滞情報は表示しない。
このように、スマホのナビアプリには、オンライン型とオフライン型、ハイブリッド型で違うし、渋滞情報の有無もアプリによって異なる。オンライン型はアプリ自体は軽いが、通信ができない場所で検索やルート探索ができないし、オフライン型は本格カーナビ同様、いつでもどこでも使えるが、アプリのデータ量が重く、地図更新に時間がかかったり頻度が少なかったりする。他にも、3D地図の有無、案内画面の見やすさ、音声案内の細かさ、検索データのヒット率など細かい違いがあるので、無料の試用期間があるものは試してみたり、評判を見たりして、ご自身のドライブスタイルに合うアプリを選ぶといいだろう。