企業のIT活用/IT経営の基礎知識

新入社員がやりがち!? ITトラブル回避策(前編)(2ページ目)

ITマナーや情報セキュリティに関して、ルール化や研修を実施する企業も増えていますが、先輩たちには当たり前でも、新人にとっては、まだまだ慣れていないことが少なくありません。若い世代のITリテラシーを過信せず、起こりうるITトラブルと回避策を事前に把握・共有しておきましょう。前編では、私的利用をはじめ、主に会社のパソコンを「自分のパソコン」と同様に扱うことによって生じ得るトラブルと回避策をお伝えします。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

マナーの問題では済まされない、私的利用トラブル

会社のパソコンで仕事に関係のないWebサイトを閲覧したり、個人的なメールのやりとりをする――。

よくないと分かってはいても、こういった行為の何が問題なのかを理解していないと、「少しぐらいなら・・・」と、繰り返してしまいがちです。

社内のあらゆるPC・データにつながっている意識を持とう

社内のあらゆるPC・データにつながっている意識を持とう

会社のパソコンは、社内のネットワーク(社内LAN)につながっているため、会社にとって重要なデータにもアクセスできるようになっています。

そのパソコンから個人的なアカウントを使ってメールを送受信するということは、大切なデータを社外に流出させるリスクを高めることになるのです。

数あるWebサイトの中には、ウイルスやスパイウェアが潜んだ危険なサイトもあります。

もちろん、万全のセキュリティ対策が施されているはずですが、あえてリスクを高くするような行為は避けるのがベスト。

「利用しているパソコンは会社のもの」という意識と、そこから社内の情報が漏洩する可能性があることを共有しましょう。
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