京都グルメ/京都のその他ジャンルのレストラン

エル ボガバンテ 346(2ページ目)

今年は日本とスペインの交流400周年の記念すべき年! そこで今回はスペイン料理店シリーズ第一弾として、京都にあるスペイン料理店(ガストロバル)「エル・ボガバンテ346(El Bogavante 346)」を御紹介します。

執筆者:麻生 玲央

・アリオリポテト
アリオリポテト

アリオリポテト

多彩なタパスの中で、まず最初にオーダーしたい一品が、この「アリオリポテト」!しっかりとした下味と、滑らかなポテトの食感が見事な仕上がりで、丁寧で手間のかかった仕事が施された秀逸の出来といえるでしょう。上写真はタパスサイズですが、とても気前の良いボリュームなのも嬉しいですね。


・カジョス
Callos(カジョス)

Callos(カジョス)

スペイン料理と言えば「煮込み」! 特に「カジョス」はスペイン料理に詳しくない人でも名前ぐらいは知っているであろう有名なスペインの郷土料理。「ハチノス(牛の胃)」と「ひよこ豆」を出汁でジックリコトコト煮込んだ料理で、出汁のコクと旨味が素晴らしい完成度の高さで、「ハチノス」も超柔らか! やはりスペイン料理は煮込みだな、と改めて実感した一皿でした。


・タコのガリシア風
Pulpo a la Gallega(プルポ・ア・ラ・ガジェガ)

Pulpo a la Gallega(プルポ・ア・ラ・ガジェガ)

スペイン北部(グリーンスペイン)の郷土料理「プルポ・ア・ラ・ガジェガ(タコのガリシア風)」。スペインのタコはとにかく柔らかな特質を持っているため、日本の弾力のあるタコで仕上げるのは難しい料理なのですが、シェフの作られるタコのガリシア風は、柔らかさと弾力のちょうど中間ぐらいのベストバランスで仕上げられています。

柔らかすぎると日本人の好み的には物足りなさがありますし、弾力がありすぎてもスペインっぽくないということもあり、日本とスペイン両方の良いところを足して2で割ったような絶妙なバランス感! 噛みしめた時の程よい食感とタコの旨味、出汁の沁み込み具合が巧く効いた味わいでした。

さらに、タコの下にジャガイモが敷いてあるのも、さすが! やはりタコのガリシア風にはジャガイモですね。


・自家製白ソーセージ ブティファラ
Butifarra casera(自家製白ソーセージundefinedブティファラ)

Butifarra casera(自家製白ソーセージ ブティファラ)

こちらはカタルーニャ地方でよく食べられているという「白ソーセージ」で、この逞しい太さとハリのある色艶が、食べる前から旨いことを物語っているかのよう。もちろん全て手作りで、とにかく旨味とムチムチの噛み応えが楽しい一皿です。

ソースはロメスコ(トマトとニンニクを使ったソース)が添えられており、これが白ソーセージと良く合うのです。ナッツも良いアクセントになっていました。

次ページでは、看板料理の「オマール海老のパエージャ」を御紹介です。

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