スキンケア/紫外線・UVケア

春からの紫外線対策は、身体の中と外から!(4ページ目)

紫外線は光老化を起こし、シミ、シワの原因に! 美肌の大敵である紫外線、注意する季節は夏だけではありません。月別の紫外線量に着目しながら、確実な紫外線ケアを見直してみましょう。日々の積み重ねで、10年後、20年後の肌年齢に必ず差が現れます。

吉田 貴子

執筆者:吉田 貴子

スキンケアガイド

アスタキサンチンで、身体の中と外から紫外線予防

紫外線は、先に書いたように、私たち人間をはじめ海陸を問わず、さまざまな動物たちの身体に危害を及ぼすとても困った光線です。紫外線により発生する活性酸素(一重項酸素)は、シミだけではなく、シワの原因にもなります。

活性酸素により攻撃された線維芽細胞

活性酸素により攻撃された線維芽細胞(※)

アスタキサンチンにより守られた線維芽細胞

アスタキサンチンにより守られた線維芽細胞(※)提供:アスタリール株式会社、出展:Tominaga K, et al., (2009). Jpn Food Style 21. 13(1): 84-86.

右の写真は、紫外線暴露による線維芽細胞の影響を比較したものです。

上の写真はアスタキサンチンを付加していない結果です。線維芽細胞は小さく丸まってしまい、肌に張りをもたらすコラーゲン、エラスチンを生成できない状態になっています。

一方、下の写真は付加した結果です。活性酸素によるダメージを受けていない状態です。

アスタキサンチンの持つ、ビタミンCの6,000倍の力量といわれる抗酸化作用が、紫外線のダメージから皮膚の細胞を守ってくれるのです。

しかし、残念ながら体内ではアスタキサンチンを合成することができません。そこで、ガイドのおすすめは、アスタキサンチンを身体の中と外から摂ることです。具体的には、サプリメントの内服と美容液の塗布です。

アスタキサンチン

アスタキサンチンをサプリメントと美容液で摂る(※)

ガイドは、アスタキサンチンの開発研究、生産において世界のトップ企業であるアスタリール株式会社から発売されている、サプリメント「アスタリールACT」と、美容液「アスタリズム」を愛用しています。日本ではまだまだ聞きなれない方も多いと思いますが、海外では注目されている成分です。

サプリメントの内服により、アスタキサンチンが皮膚の真皮にまで到達し、抗光老化作用を発揮します。それだけでなく、血管に対して動脈硬化を抑制したり、血液の流動性を改善する効果や、免疫機能を向上する効果などもあるため、「老いに逆らう成分」といえます。また、内服では行き届かない表皮には、美容液の塗布がおすすめです。

ヘマトコッカス藻という緑藻類の一種から抽出されていて、美容液は赤橙色をしているのが特徴的です。長期に使用すればシミ、シワ予防効果だけではなく、皮膚からの水分蒸散も防いでくれるなど、臨床試験の結果も上々のようです。その他のスキンケア製品の効き目も高めてくれるという、ありがたい効果も。

紫外線ケアはひとつだけすれば良い、というものではありません。「身体の内外からの両面防御」で、これからの季節を乗り切り、いつまでも若々しい肌を維持しましょう。 
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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