画期的な遅さ
正規版は税別952円。仮入隊版を気に入ったら、オンラインでアップグレードすると良いでしょう(イラスト 橋本モチチ)
敵を追尾して進むホーミング魚雷なんていうのもあります。ロックオンされたらまず逃げられませんが、MASKERと呼ばれる空気を使って水泡を作り姿を隠す装置を使うと、ロックオンを外すことができます。ただし、MASKERが使えるのは潜水艦に貯めている空気がある間だけです。ホーミング魚雷を撃ってはMASKERで外されるというのを繰り返して…次にMASKERを使った時、空気を補充する為に海上に上がっていくはずだと予想して魚雷発射、透明の敵艦にヒット、なんてことがあるとたまりません。
また、遠距離からの攻撃も大変に魅力的です。スティールダイバー サブウォーズでは、ある一定以上の距離がある状態で魚雷を命中させると、遠距離ヒットと表示され、攻撃力にボーナスがつきます。潜望鏡で敵の位置を確認、無防備に移動するその先を予測して、1発の魚雷をズドン。徐々に近づく魚雷と敵影。はるか遠くで横っ腹に直撃させると、気持ちよさ最高です。
遅いからこその駆け引き、遅いからこその戦術があります。そして、これだけ遅ければ、反射神経に自信のない人でも遊べますし、画面を見ても目まぐるしく動いて何が何だか分からない、ということにもなりません。遅いということで、これだけゲームが変わるのかと、驚きます。
スティールダイバー サブウォーズはダウンロード専用タイトルで、使える潜水艦が制限されはしますが仮入隊版なら無料でダウンロードして遊ぶことができます、もちろん対戦も。この画期的な遅さ、ぜひ体感してみてください。
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