秘湯の炭酸泉、適温のアワアワ、筌の口温泉「山里の湯」
大分県の南西部に位置する高原と温泉の街、九重”夢”温泉郷(壁湯温泉、筋湯温泉、宝泉寺温泉、川底温泉、湯坪温泉、長者原温泉、竜門温泉、寒の地獄温泉、筌の口温泉)。そのひとつ、筌の口(うけのくち)温泉は、阿蘇くじゅう高原内、飯田高原の一角にあります。なかでも「山里の湯」は、観光名所でもある九重夢吊り橋からすぐのところにあり、ここも感動モノの炭酸泉を楽しむことができます。木造の平屋で、軽食を頂くことはできますし、素泊まりでしたら宿泊も可能ですが、基本的には日帰り入浴が中心の施設となっています。
内湯と家族風呂のみですが、この内湯は嬉しいサプライズがありました。
天然、自然湧出の炭酸泉は、その性質上どうしてもぬる湯がほどんど。35℃以下も少なくありません。でもここは、38~40℃くらいで、炭酸泉にしては比較的高温の泉温にもかかわらず、しっかりとフレッシュな泡が付着することに驚きました。
含二酸化炭素ーナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。うっすらカルシウムの膜が張る湯は、黄褐色。そしてちょっと硫黄の臭いも感じられますがとにかく泡!泡! 細かい泡が払っても払っても付着するのです。若干むせるくらいの炭酸で、遊離炭酸は1080mg。
細かい泡が全身を包み込む!
肌に付着する泡に感激し、しばらく浸かっていると、体がだいぶポカポカしてきます。そしてお肌もすこぶる元気になりました。
〈DATA〉
・筌の口温泉 山里の湯
・住所:大分県玖珠郡九重町田野1432-6
・電話:0973-79-2516
・営業時間:9時~21時
・料金:大人500円 家族風呂50分2000円 素泊まり3500円~
・九重観光協会