テクノポップ/海外のテクノポップ

世界のエレクトロ男女ペア~旧ユーゴ(2)(4ページ目)

「世界のエレクトロ男女ペア」対談19回目! 旧ユーゴスラビア諸国の第2部は、セルビア、モンテネグロ、コソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア。あまりイメージが湧かない人も多いでしょう。でも、意外といるんです。お勧めは、inje、セルビアを牛耳るDogani一族、Oliver's Geisha(名前買い!)。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ボスニア・ヘルツェゴビナ

ガイド:
ボスニア・ヘルツェゴビナは、どうしても紛争地域というイメージがあります。約370万人の人口ですが、イスラム教のボシャニク人、セルビア人、クロアチア人など複数民族が入り交じっています。しかし、ユーゴスラビア時代は、首都サラエボはロック・ポップスの中心地となり、1984年にはサラエボ・オリンピックが開催された国です。

Laka

ガイド:
pokusaj

Pokusaj

Lakaとして知られるElvir Lakovic Lakaは、基本ソロですが、彼が2008年のユーロヴィジョンにボスニア·ヘルツェゴビナ代表として出場した際、彼の妹、Mirelaといっしょだったので、男女ペアとします。ちなみにこの時、妹はまだ14歳! なかなか壮大な曲に仕上がっています。

Pokusaj (YouTube)
Pokusaj (Eurovision Song Contest 2008) (amazon.co.jp)

 

マケドニア

マケドニアは、ギリシャに隣接する人口200万人ちょっとの国。マケドニア呼称問題というのがあって、ギリシャはマケドニアと名乗ることを認めていません。マケドニア共和国が自称正式名ですが、EUや日本はマケドニア旧ユーゴスラビア共和国という呼称をつかっています。宗教的には、マケドニア人は正教会、アルバニア人はイスラム教が主流となります。

Oliver's Geisha

松見:
flovver

f.lovver

マケドニア、なんと、いました(笑)。その名もOliver's Geisha。メンバーのOliver PetkovとSandra Georgievskaですが、彼らは普段それぞれマケドニア中部の町Veles(ヴェレス)と首都のSkopje(スコピエ)で別々に音楽活動しており、Oliver's Geishaとしての楽曲制作のやりとりのほとんどがオンライン上で行なわれているという遠距離系デュオです。 確認できるのは『f.lovver』というアルバムのみで、プロフィールがなかなか掴めませんでした。「Dr. Mengele's Song」という曲ではSanrda嬢が「金曜日ですか?金曜日の晩はちょっと…」と日本語で誰かに予定を断っています。

f.lovver
(F)Lover (YouTube)

 

ガイド:
「Dr. Mengele's Song」、聴かせてもらいました! マケドニアに日本語エレクトロポップをやる人たちがいるなんて、素敵です。発音を聴いていると、割と自然な日本語の発音ですね。Sandraちゃん、日本語しゃべれるのか気になる所です。インタヴューしたいです。

【関連記事】
世界のエレクトロ男女ペア連載(All Aboutテクノポップ)
1)~10)までは14)以前の記事から辿ってください。
11) アイルランド&オランダ編
12) ベルギー&ルクセンブルク編
13) ドイツ編(1)
14) ドイツ編(2)
15) スイス&オーストリア編
16) ハンガリー、チェコ、スロバキア編
17) ポーランド編
18) スロベニア&クロアチア編

Bitpop! Breezesquad (All Aboutテクノポップ)
対談相手の松見真之介さんへのインタヴュー
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