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無線LANルータ WZR-1750DHP2 レビュー(3ページ目)

WZR-1750DHP2は、先回レビューしたWZR-1750DHPの後継機だ。WZR-1750DHP2は、WZR-1750DHPにペアレンタルコントロール機能を標準で搭載している。今回は、劣悪な環境でWZR-1750DHP2の11acがどの程度有効に機能するかを試してみた。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド


11gや11aでつながらない場所 その2

iPhone5は、11acで接続できないので、先に利用したノートパソコンにもう1台のWZR-1750DHP2をWBモードで接続して計測してみた。結果はどうだろうか。

[ 4] 0.0-10.1 sec 108 MBytes 89.6 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.1 sec 103 MBytes 86.0 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.1 sec 107 MBytes 89.4 Mbits/sec

万全を期して3回測定してみたが、平均88.3Mbpsというハイビジョンの動画でもスムースに動く問題の無い速度だった。

下の図は、11nでエラーが出た同じ場所で11acの速度測定をしたときの様子だ。右は、11nでの接続でエラーが表示されている。左は、11acでの結果で89208 Kbits/sec(89.208Mbps)と表示されていることが分かる。
同じ環境での測定を表す写真

同じ環境での測定を表す写真。11acでの接続に問題はない。

この結果は、子機側の位置や距離を判別し、電波を適切に届けることで転送速度・安定性を向上させる「ビームフォーミング」機能が適切に作動しているものと推察される。

ビームフォーミングとは、反射しながら飛び交う複数の電波を、お互いが強め合うように計算/調整することで、最適な電波の束を形成する技術だ。

ビームフォーミングは、子機がスマートフォンのGALAXY S4 SC-04Eやdocomo AQUOS PHONE ZETA SH-06Eであっても利用できる。これらの11ac対応のスマートフォンを子機として利用すれば、おそらく今回の結果と同じ結果がでるだろう。
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