振付、演出、そしてダンサーとして
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『不一致』
「畳の上で踊りたいと昔から思っていて……。それに、小さい頃から婚礼が身近にあったので、逆に葬儀にある種憧れがあったのかも(笑)」。
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『不一致』
「葬儀といっても、全体にラテンの曲を使ってる。だから、“一体何なんだろう?”って思われたかもしれません(笑)」
振付・演出と平行して、井手さん自身もダンサーとして舞台に立つ。
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『排気口』
「あれから勢いがついちゃって……(笑)。ただ、ちょっと踊りすぎたかも。今は、振付とダンサーの比重を半々でいきたいなって考えてるところです」。
ダンス作品の他、芝居やミュージカルの振付も多く手がける。例えば音楽劇にシェイクスピア劇、ナイロン100℃をはじめとした人気劇団の舞台と、作品のジャンルもテイストも実に様々。もちろんキャストの大半はダンスの素養を持たない、いわば素人だ。
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『排気口』
さらに、素人ならではの楽しみがあると語る。
「普段踊らない人が踊ったら可笑しいじゃないですか。それはバカにしている訳ではなくて、踊りがヘタなひとでも何かひとつ不思議な取り柄があったり、それをまたフィーチャーするとカッコ良く見えたりする。そういう部分をどんどん発掘してつなげたときに、すごいものができる。それは素人の方が面白い。ダンサーだと、どうしても型にハマった動きになってしまうので」