1. 浴用タオル
バレエを習う上でとても大事な足裏のエクササイズ。浴用タオルを使ってお手軽に行ってみましょう。いすに座ってもいいですし、体育座り (膝を前に立てて座った姿勢) でもいいですね。どちらかの姿勢で自分の前にタオルを置き、趾 (足指) で手繰り寄せます。趾 (足指) を使うことで、足裏の筋肉が強化されます。また、足裏の感覚も敏感になりますよ。
◎やはりゴムが一番です。
足裏を効率的に鍛えるならゴムバンドがお勧めです。スポーツショップなどで簡単に見つけることが出来るので、ぜひ手にとって感触を確かめてください。ゴムの反発を利用して足裏だけでなく、趾 (足指) の付け根の強化も出来ます。他にも多目的に使えますので、一枚は欲しいアイテムですね。
2. 階段
アキレス腱の周りの筋肉をほぐして足首の動きをよくすると、プリエが楽にできるようになります。
階段を使って足首の動きを改善させてみましょう。まず、安全のため一番下の階段の端につま先で立ちます。その状態からルルヴェ、そしてフレックスを交互に行います。フレックスではアキレス腱を思い切り伸ばすつもりで、かかとをグッと下に下げてください。
ルルヴェもできるだけ高く上げます。慌てず、ゆっくり、大きく上下に繰り返します。目安としてまずは2分間を目標にして下さい。最初は可動域が少ないかも知れませんが、続けていくうちに徐々に拡がってきます。慣れてきたら、徐々に時間を伸ばしたり、重り代わりに手にペットボトルなどを持ったりして行い、負荷を強くして下さい。
3. お手玉
「もっとバランスがうまく出来るようにならないかしら?」誰もが思うことでしょう。バランス力をアップするのに役立つ身近な道具は何かというと……お手玉です。
エクササイズに入る前に、一つ確認しておくと、バランスを保つために一番大事なのは
「足の上に頭があること」
です。バレエの場合は、ルルヴェでのバランスが問題になります。つま先の上に頭があるかどうかを感じる必要があります。上体がつま先の上から外れたとき、どこでバランスをとるかというと、それが頭なのです。
ですので、頭でバランスの微調整が上手にできるかどうかで、バランスの上手下手が決まってしまいます。ではどうやって鍛えれば良いかというと、打ってつけなのが、お手玉です。
お手玉を頭のてっぺんに置きます。そしていろんなポーズをとってみてください。まずは両足のルルヴェから、徐々に片足にして、動脚も高くしてみましょう。その間、頭のてっぺんのお手玉を落とさないように気をつけます。この意識だけで相当バランス力がアップすると思います。
お手玉は100円ショップなどでお手軽に購入できます。欲を言うなら、昔ながらの小豆で出来たお手玉がベスト!重さと形の崩れ具合が丁度良いのです。
身近なツールを使ってお気軽お手軽エクササイズにチャレンジしてみてください。あなたが、「これは良い!」と思ったものはどんどん取り入れて、バレエライフをエンジョイなさってください。