空手/空手初心者に必要な練習・トレーニング

空手のウォームアップ……稽古・試合前に最適!

今回は、空手の稽古や試合前に行うウォームアップについて解説! 運動や試合における競技パフォーマンスに対する精神的・身体的な準備をさせることが挙げられます。いろいろ試しながら自分に合った最適なウォームアップを見つけてみてください!

竹田 大介

執筆者:竹田 大介

空手ガイド

空手のウォームアップ

空手のウォームアップ

空手のウォームアップ

今回は、空手の稽古や試合前に行うウォームアップについて書いてみたいと思います。
 
<目次>
 

ウォームアップの目的

足刀上段横蹴り

足刀上段横蹴り

まずウォームアップの目的ですが、運動や試合における競技パフォーマンスに対する精神的・身体的な準備をさせることが挙げられます。
ウォームアップを行うことで、以下の様な良い影響がもたらされます。

・主導筋・拮抗筋の収縮、弛緩速度の増加

※ある動作をするとき、その動作の中心的な働きをする筋肉を「主導筋」、その逆の働きをする筋肉を「拮抗筋」といい、主導筋が働く(収縮する)際に拮抗筋は自動的に弛緩することで動作がスムーズに行われます。ウォーミングアップを行うことで、スムーズな動きの助けとなります。

・力の立ち上がり速度と反応時間の向上

・筋力とパワーの向上

・筋における粘性抵抗の低減(筋収縮の機械的効率を高める)

・酸素運搬能の向上

・活動している筋への血流増加

・代謝反応の活発化
 

ウォームアップの種類

ウォームアップの種類は大きく分けて3つあります。

・受動的ウォームアップ
温かいシャワー、ホットパック、マッサージなどの方法で、受動的に行う。
利点として、運動前に疲労しないが、空手の場合道場にシャワー等がないとできませんね・・・。

・一般的ウォームアップ
ジョギング、サイクリング、縄跳びといった大筋群の動作による基本的な活動。道場に歩きや自転車で行けば、よい一般的ウォームアップになります!

・専門的ウォームアップ
各活動における実際の動作を含むウォームアップ
極真空手の極真体操や、シャドウなんかも空手における専門的ウォームアップと言えますね!
 

どのくらいウォームアップをやればいいか?

ウォームアップの長さや強度は、気候や身体のコンディションによっても変わりますが、一般的に5~15分程度、汗ばむ程度で良いと思います。また、体力レベルの高い方は初心者の方に比べて、ウォームアップの時間を長くするか強度を上げる必要がありますので、これはご自分の最適なウォームアップ時間・強度をいろいろ試しながら見つけてみてください!

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