ネットワーク中継機とは
ここで扱うネットワーク中継機とは、無線LANの電波を途中で増幅して中継する機器だ。親機と子機が離れていると、通信がつながらなかったり、速度が落ちたりする。そんなときは、ネットワーク中継機を使おう。今回は、PLANEXのネットワーク中継機である「忠継大王 MZK-EX300NP」を利用して、その使い勝手と性能をレビューしてみよう。
(注)今回掲載した写真は、開発機の写真。製品版とは外観が一部異なる。
外観と仕様
MZK-EX300NPの外観。後ろに電源用のコンセントがある。
消費電力は、最大3Wだ。対応している無線LANの通信規格は、11n/11g。11aや11acには対応していない。
対応する無線LANのセットアップ方式は、WPSのみとなっている。しかし、ここ5~6年間に発売されている一般的なルーターにはWPSが搭載されているはずだ。現に、筆者の無線LANルータは、BuffaloのAOSS方式対応のWZR-HP-AG300Hだが、問題なく利用できた。
ただ、Appleの無線LANルーターはWPS規格に対応していない。たとえば、AirMac Express/AirMac Extreme/AirMac Time Capsuleとの接続を中継することはできない。
次は、セットアップの様子を見てみよう。