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実は知らない本場の「Afternoon tea」(2ページ目)

アフタヌーンティーは女性の憧れですよね。美しい茶器にお菓子、イギリスの古き良き伝統を感じさせる雰囲気には、なんとも言えない魅力があります。今回は、そんなアフタヌーンティーにまつわる情報を集めてみました。

水野 稚

執筆者:水野 稚

英語学習ガイド


クリームティー

さて、わたしたちが想像するアフタヌーンティーとは、どのようなものでしょうか?欠かせないものは、「紅茶とスコーン」ですよね! ところが、「紅茶とスコーン」の組み合わせのみでは、アフタヌーンティーとは呼ばれません。

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Cream tea

紅茶とスコーンのシンプルな組み合わせは、クリームティー(cream tea)と呼ばれ、もっともカジュアルなお茶の楽しみ方とされます。

ちなみに、スコーンの発音は、英語だと「スコン」に近いです。「コー」と伸ばさないで言うのがコツです。

たっぷりとジャムにクロテッドクリームを塗って(盛って!?)頂きます。最近は日本のスーパーでも、国産のクロテッドクリームを置いているところが多くなりましたね。

それでは、次にアフタヌーンティーがどんなものか見てみましょう。


アフタヌーンティー

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Afternoon tea

右の写真が、これぞアフタヌーンティー!という感じです。

3段のお皿に、下から順に、小さくつまめる大きさのサンドイッチ、中段にスコーン、上段には、お店が選び抜いた甘いお菓子(ケーキやタルト、最近ではマカロンも人気のようです)が並びます。

わたしは西洋菓子があまり得意でないため、下段のサンドイッチにスコーン1つで十分!といった感じです。


ハイティー

クリームティーとアフタヌーンティーが、どちらかと言うと「おやつ寄り」だとすると、ハイティーは「夕食寄り」です。パンやお魚、お肉、サラダなどの軽食が含まれていて、夕方6時頃に食事を兼ねて頂くものです。

お肉が占める割合が高いので、別名「ミートティー」とも言われます。お酒や、おつまみになるチーズやハムなどが加えられることも。

ところで、ハイティーというとhigh teaというスペリングから、とても高級な、アフタヌーンティーよりもさらに優雅なお茶というイメージを抱く方がいるかもしれません。でも、high teaのhighは、テーブルの高さです。

椅子に腰掛けて高いテーブルでお茶をするのは、労働者階級がはじめた習慣です。仕事から帰って来る時間に合わせて、お茶と食事を一緒に取ったのがはじまりだと言われています。ですから、high teaには高級感や優雅さというよりも、実用的なイメージがあります。

一方、上流階級の人々のお茶はソファーに掛けて低いテーブルで楽しまれていたので、low teaとも呼ばれていました。あくまで食事の間のおやつとして存在しています。


まとめ

いかがでしたか?

イギリスには、クリームティー、アフタヌーンティー、ハイティーの3種類のお茶の習慣があることがお分かり頂けましたでしょうか。気軽さでクリームティーを選ぶか、優雅さでアフタヌーンティーを選ぶか、実用性でハイティーを選ぶか……時と場合によって使い分けてみてくださいね。
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