こうして生まれた!スープカレー

スープカレーが初めて札幌にお目見えしたのは1971年と言いますから、今をさかのぼることおよそ半世紀。札幌市内にある「アジャンタ」という喫茶店で、来店客の健康増進のため漢方と香辛料をブレンドした「薬膳スープ」というものをお店に出したのが今のスープカレーの始まりだとか。

当時は具材が入っていない単なる薬膳スープだったそうですが、店に来るお客が「せっかくの具材を捨てるなんて、こりゃあもったいないべや。チキンも野菜も入れろ!」との強い要望で野菜が入り、チキンが入って、徐々に今あるスープカレーの形に向けて進化の道を歩みだしました。
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  創業当時の薬膳スープを思わせるシンプルなアジャンタの「らむカリ」

1980年代に入ると、辛味を効かせたスパイスとダシのうま味を強調して「スリランカカレー」で人気を博した「スリランカ狂我国」(現在は閉店)や素揚げした野菜をトッピングし、トマト味スープを使うという現在のスープカレーのスタイルを確立した「木多郎」が登場しました。

これらの流れを受けて1993年には、30種類以上のスパイスをブレンドしたインドネシア風の「マジックスパイス」というお店が初めて「スープカレー」と命名。かくしてこのカレーだけでない、スープだけでもない摩訶不思議なる食べ物が自らのアイデンティティーを得て、札幌の町で一人歩きをはじめた次第です。
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スープカレー名付け親、マジックスパイスのスープカレー。豆、野菜類、チキン等の具材とスープが混然一体となっている。


【写真掲載のお店】
アジャンタ インドカリ店
札幌市中央区南29条西10丁目6-5  TEL:011-301-6070

マジックスパイス 札幌本店
札幌市白石区本郷通(南)8丁目南6−2  TEL:011-864-8800

さて、次はいよいよガイドおすすめの店にご案内します。
---> 最初は、美味しい、でも「人におしえたくない店」を紹介