札幌の観光・旅行

札幌観光で使いたい!お得なフリーパス・1日乗車券

札幌の交通機関からはお得なフリーパスや1日乗車券が販売されています。札幌観光でお得に使える、「ドニチカキップ」「どサンこパス」などの1日乗車券について、それぞれの特徴をご紹介。実際どのくらいお得になるの?ということも、「白い恋人パーク」を例に検証してお届けします。

執筆者:鈴木 麻代

札幌観光はお得な地下鉄・路面電車・バスの1日乗車券で

札幌観光にお得な、地下鉄・路面電車・バスの「1日乗車券」を紹介します。通常販売のお得な切符に加え、2018年3月31日までは「札幌市営交通90周年記念セット」も発売中です。

旅ではなんといっても「1日乗り放題」になるフリーパスはありがたいもの。1日乗車券で人気の観光スポットを訪れた場合、どのくらいお得になるか検証つきでお届けします。


「ドニチカキップ」は土日祝日の地下鉄が乗り放題

札幌市営交通局地下鉄

札幌の地下鉄もお得に

「ドニチカキップ」(大人520円、子供260円)は土曜日・日曜日・祝日と年末年始(12月29日から1月3日)に利用できる地下鉄専用1日乗車券です。札幌市営地下鉄の南北線・東西線・東豊線の全線で乗り降り自由となります。

札幌の地下鉄が土日祝日乗り降り自由

ドニチカキップ



「地下鉄専用1日乗車券」は平日も利用できる

「ドニチカキップがお得なのはわかりました。でも、私の旅は平日なの!」という人もいるのでは。そんな人は「地下鉄専用1日乗車券」(大人830円、子供420円)をどうぞ。

平日も使える地下鉄専用1日乗車券

地下鉄専用1日乗車券

こちらは「ドニチカキップ」ほどのお得感はありませんが、観光旅行によくある、「白い恋人パークも、大通公園やテレビ塔も、羊ヶ丘展望台にだって行きたい。大倉山展望台や、もいわ山ロープウェイも楽しみたい。旅のシメは、やっぱりすすきのでラーメンだよね」という「たらふく旅行」なら、きっとお得になります。


「どサンこパス」は土日祝日の路面電車専用がフリー

札幌市電

札幌観光で体験したい路面電車も1日乗車券で


「どサンこパス」(360円)は土曜日・日曜日・祝日と年末年始(12月29日から1月3日)に利用できる路面電車(市電)専用の1日乗車券です。「どサンこパス」1枚で、大人1人の他に、子供も1人乗り放題になります。路面電車の乗車料金は一律200円なのでお得です。

札幌の路面電車で使える1日乗車券

どサンこパス


札幌市営交通局1日乗車券の詳細
URL http://www.city.sapporo.jp/st/josyaken/card.html#oneday


「札幌市営交通90周年記念セット」は限定販売

札幌市営交通90周年記念セットの1日乗車券

       札幌市営交通90周年記念セット


2017年12月に90周年を迎える札幌市交通局。「地下鉄の1日乗車券」と「路面電車1日乗車券」がセットになった「市営交通90周年記念セット」(大人900円、子供450円)が発売されています。

発売期間は2018年3月31日まで。45,000枚の限定販売につき、なくなり次第終了となります。有効期間は2018年3月31日まで。期間内であれば、平日も利用できるのがうれしい点です。

もいわ山ロープウェイ

札幌市営交通90周年記念セットはもいわ山ロープウェイの割引特典も


利用が土日・祝日・年末年始の場合はドニチカキップ+どサンこパス=880円のほうがお得になりますね。ただ、「記念乗車券」には「もいわ山ロープウェイ」の乗車料金が割引になる特典がついているので、「もいわ山山頂展望台」にもお出かけするなら、「札幌市営交通90周年記念セット」がお得です。

札幌市営交通90周年記念セットの詳細はこちら
URL http://www.city.sapporo.jp/st/event/set2017.html


ジェイ・アールバスの「1日乗りほーだいきっぷ」

ジェイ・アールバス北海道の1日乗りほーだい

ジェイ・アール北海道バスの1日乗車券は利用できる区間が広い

ジェイ・アール北海道バスの「1日乗りほーだいきっぷ」(大人800円。子供400円)は、土日祝日だけではなく、平日もこのお値段で販売されています。

ジェイアールバス北海道の1日乗車券

ジェイ・アール北海道バスの「1日乗りほーだいきっぷ」は白い恋人パークも、開拓の村も、これ1枚で行ける


札幌市内だけではなく、小樽駅や北広島駅、江別駅まで使えるエリアの広さが特長です。ただし、高速おたる号では使えませんのでご注意ください。

裏面

1日乗車券の裏面にはフリー区間が記載されています。


販売は札幌圏のバス車内、チケットセンター各店
問い合わせはジェイ・アール北海道バス
電話:011-241-3771
URL:http://www.jrhokkaidobus.com/


1日乗車券で白い恋人パークへ行く場合、どのくらいお得に?

札幌駅を拠点にこれらの1日乗車券を使って人気の観光スポットを訪れると、交通費はどのくらいお得になるのでしょうか。実際に検証してみます。

札幌駅

札幌駅を拠点に1日乗車券でおでかけ


札幌駅から「白い恋人パーク」へのアクセスは、札幌市営地下鉄か、ジェイ・アール北海道バスが便利です。

地下鉄を利用する場合

地下鉄南北線さっぽろ駅-大通駅で東西線に乗り換え-宮の沢駅で下車します。1日乗車券を利用しない場合の乗車料金は片道290円となり、往復するだけで580円になるので、旅行が土日祝日なら「ドニチカキップ」がお得です。

ジェイ・アール北海道バスを利用する場合
札幌駅バスターミナル5番乗り場から、「55番・手稲線」か「57番・手稲鉱山線」に乗車し、「西町北20丁目停留所」で下車します。乗車料金は片道210円なので「それなら、1日乗車券はいらないのでは?」と言う声が聞こえてきそうです。

白い恋人パーク

白い恋人パークも1日乗車券で


確かに白い恋人パークだけを見て帰るなら、1日乗車券はいりません。しかし、白い恋人パークと一緒に楽しめる場所として、観光客のみなさまに人気が高いのは「小樽」です。

白い恋人パークの最寄駅「宮の沢バスターミナル」から「小樽駅」までの乗車料金は片道600円となります。1日乗車券を購入しても、片道で元がとれる計算です。

1日乗車券なら「思い立ったが吉日」で気の向くままにぶらり旅も楽しめそう。「旅の恥はかき捨て」と言いますが、フリー切符なら、「乗り越した」「乗り間違えてしまった」という時も、思い切ってかき捨てられます。

浮いた交通費分でお土産を買うのもよし、ラーメンのトッピングを増やすのもよし。切符が擦り切れるまで使い倒して、札幌旅行をお楽しみくださいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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