よくある嫌いになったきっかけと対策
入浴を味方につけて、2014年は痩せ体質にブラッシュアップしませんか
のぼせる人は、手足の冷え=冷え性を自覚していませんか。身体をはやく温めたいがために熱めのお湯に入ると、交感神経が優位になり血管が収縮。心拍数が上がり、全身が温まりきらずに顔だけ熱くなり、汗が出にくい結果となります。
■入浴をすると、逆によく風邪をひく
湯上りの汗がひく前にパジャマを着ると、衣類についた汗で身体が冷え、結果風邪をひきやすくなってしまいます。湯上りは、一旦バスローブ類を着て、汗がひいてから着替えると良いですよ。
熱いお湯は、冷え体質の人にはハードルが高いようです。今の体質に合った入浴のコツをご紹介します。
痩せ体質にブラッシュアップする入浴のコツ
■温まるまでにはタイムラグがある入浴を開始し、身体が温まるまでは5~10分程度のタイムラグがあります。もちろんそれにも個人差があります。時計で計ってみると「おおよそ何分くらいで温まるか」平均値や日々のコンディションの違いを知ることができます。
また、日によってコンディションは異なるため、同じ時間でも、長く感じたり、短く感じることがあります。自分の平均値を知っていれば、今日はいつもより長く感じることを把握でき、コンディション管理のバロメーターになります。コンディションを支える要素は、食事、運動、睡眠、呼吸、気分など。入浴を、元気になるための振り返りのきっかけにするのも良いでしょう。
■温度
冷え性の人は、ぬるめの38~40度から試しましょう。もちろん適温は人それぞれですので、前後してOK。また、湯船に人が入れば水温は下がります。なんだか寒いと感じながら入り続けるのは本末転倒。お湯の温度を少しづつあげ、のぼせない温度・温まる温度に加減しましょう。お風呂から上がる5分ほど前にも温度を上げると、湯上りのぽかぽかが続きます。
■半身浴、全身浴
下半身には身体の2/3の筋肉があるといわれています。そのため半身浴は、ゆったり下半身を温めながら、冷え性を解消していきたい人にはおススメです。読書や何かしながら身体をゆっくり温められ、結果発汗が見込めます。
全身浴は、バスオイル、バスソルトなど、入浴料や香りを楽しんで、リラックスしながら全身を温めたいときにおススメです。
■発汗
発汗は、体温調節の行為です。女性の場合は、全身がよく温まってから発汗がはじまります。心地よく発汗するコツは、のぼせない温度に調整することです。「汗は出るけれど、熱くて我慢できない」状態だと、汗は出ても苦痛が伴い、結果お湯に浸かる時間が短くなります。
■水分補給
体温調節には、日頃の水分摂取は大切です。(詳しくは、「水不足・飲み過ぎNG!水分補給でらくらくダイエット」)
体内の水分が足りないと、血液や体液(細胞内外)の水を利用するといわれています。その結果、むくみます。水分が足りずにむくんでいる人が、むくみを取ろうとして発汗しても、血液・体液が濃くなります。脂肪を燃焼する・栄養素を分解するなどといった代謝には、加水分解といって水が必要です。そのため、体脂肪を減らしたい場合は、水が必要です。
ですから、体重の目方を減らすための脱水と、脂肪を減らすための水分摂取は違いがあります。日頃の水分摂取で、脂肪が燃えやすいコンディションにしておくと、入浴で身体を温める行為が生きます。
重い軽いがわからない場合は、いつもより楽かどうかを軸にしましょう
「硬い・痛い・冷たい」は、老廃物が原因といわれています。程よい加減のマッサージでも痛い=冷えている=老廃物がある。例えば、脚のだるさや肩こりなどが気になるとき、同時に重く感じます。
逆をいえば、温かい=身体が軽い。気持ち良く入浴できた翌朝、身体が軽く感じたら、「血行がよい=いつもより身体が温まっている」ことを体験しているといえます。こういった体験はのちのち、「重く感じたとき、どのセルフケアをするか」選ぶ目を持つことにも繋がります。
入浴で掻いた汗や身体の熱さから、カロリー消費や減量の期待値を上げ過ぎ、すぐに体重計に乗ってがっかりする人は多いです。少しづつ良いコンディションを積み重ねるサポートとして、入浴を生かしてみませんか。
■入浴後
入浴後は水分を補給し、湯冷めする前にお布団に入りましょう。お風呂でのリラックスタイムは、睡眠の質を上げる一要素。睡眠は解毒の時間といわれています。
■入っているけれど、効果がよくわからない場合
効果がわからない人によくあることは、真面目に方法に従うことに集中してしまい、ご自身の身体が置き去りになっていること。「あなたの身体が温まっているか」を軸に、時間や温度を加減してみて下さいね。
いかがでしたか? 少し調整することで、楽しさがわかることがあります。いつものことにちょっと心配りをして、気分のよい時間が増やしてみて下さいね。