南青山のマンションが不具合で販売中止、売主は大手不動産会社

東京都港区南青山7丁目に建設中の「ザ・パークハウス南青山高樹町」が工事の不具合により販売中止、契約解除となりました。不具合というのは、水道管などの配管や電気などの配線を通すための貫通孔が、設計図が示すとおりに入っていなかったというものです。大失敗です。

発覚のきっかけとなったのは、ネットの掲示板でした。ネットに匿名で工事の不具合についての書き込みがあるまで、現場ではコンクリートにカッターで穴を開けて対処していた、という事実も判明しています。

しかも、このマンションの事業主は三菱地所レジデンス、設計管理は三菱地所設計、建築施工者は鹿島建設、設備工事施工者は関電工。と一流どころがそろっています。驚きです。


なぜ、このようなことが起きたのか?

パイプフード

パイプフードは、コンクリートを流し込む前に、補強筋とともに入れておきます。

今回の不具合は貫通孔の設計図を施工図に落とし込むときにミスが生じたとされています。その結果全部で6000あるはずの貫通孔のうち1割にあたる600箇所の孔がなかったり、位置が間違っていたりしたのです。

貫通孔工事の担当者が施工図と合っているかをチェックしても、そもそも施工図が間違っているのだから、数の不足や場所の違いに気づくことはできないでしょう。


通貫孔の不足はどの段階で発覚し、なぜ適切な対応がなされなかったのか?……次のページ