イギリスの主食はパンじゃない?!
西洋諸国の主食はパンであることが多いですが、イギリスはちょっと事情が違います。パンも食べられますが、主食とは捉えられていないようです。それでは、なにが主食なのでしょうか?日本ではおかずに使われる、地中で育つごつごつとしたあの食材、じゃがいもです。多種多様なイギリスのじゃがいもの種類
じゃがいもが主食
Love Potatoesというサイトに、イギリスで入手出来るじゃがいも一覧が写真つきで紹介されています:www.lovepotatoes.co.uk/potato-varieties
イギリスでは、四季折々いろいろな種類のジャガイモが手に入ります。例えば、夏から秋に収穫されるものには、King Edward (キングエドワード)や Maris Piper(マリス・パイパー) などがあります。
用途によって使い分けられるじゃがいも
みなさんは、じゃがいもを用途によって使い分けていますか?お料理好きの方なら、ポテトサラダには「男爵」、揚げ物には「メークイン」を選んでいるかもしれません。一方、イギリスのじゃがいもの用途はかなり細分化されています。どのような用途に分かれているのでしょうか?
1. 茹でる
2. オーブンで焼く(ロースト)
3. 蒸す
4. すりつぶす(マッシュ)
5. 丸ごと皮付きで焼く(ジャケット)
6. 揚げる(チップス)
7. 乳製品と一緒に調理する
8. ポテトサラダ
などです。こんなにじゃがいもを使い分けているんですね!
ところで、6.の揚げる用途は、いわゆるファストフード店などで出て来る「ポテト」のことです。イギリスでは「チップス」と呼びます。日本で「チップス」というと「ポテトチップス」を思い浮かべますが、イギリスの「チップス」は、太めに拍子切りされた揚げポテトを指します。それでは、「ポテトチップス」はどう呼ばれるかと言うと、「クリスプ」です。
ところで、イギリスのクリスプと言えば、walkersです。イギリス留学中にvinegar味が好きで時折食べていました:www.walkers.co.uk
次のページでは、イギリスのポテトレシピ「ジャケットポテト」をご紹介します。