子育ての助っ人としての地位を築き始めたスマホ!?

子育て中のお母さんたちも、従来の携帯電話からスマートフォン(以下、スマホ)に切り替える方が増えてきました。常に持ち歩き、指先での軽いタッチやスワイプ操作で世界が広がるスマホは、小さな子供にとっても魅力的。外出先や公共交通機関での移動中など、子供が周りに迷惑をかけないよう、スマホやタブレット端末(以下タブレット)で、動画や子供向けアプリなどを見せ、あやし役として利用する方も少なくないようです。一方で、こういったスマートデバイスを子供に触らせることに、微妙な罪悪感を持つことも……。育児の場面でスマートデバイスを使う方々は、どんな心配を感じ、どんな工夫をして付き合っているのでしょうか。

アプリ開発会社や小児科医の団体も注意を呼びかけ

2013年11月、スマートフォンやタブレット端末用の乳幼児向け「知育」アプリを企画・開発・販売する株式会社『スマートエデュケーション』は、『乳幼児の適切なスマートデバイス利用に関する「5つのポイント」』を公開しました。

また、全国の小児科医で作る一般社団法人『全国小児科医会』は、「スマホに子守をさせないで!」と、ポスターを同年12月に完成させ、今後、ポスターを使っての呼びかけを進めていく予定です。

日本小児科医会のポスター

「スマホに子守りをさせないで!」と呼びかける日本小児科医会作成のポスター

内容は、赤ちゃんと目と目を合わせて語りかけることや、絵本の読み聞かせなど親子で同じものに向きあう時間、散歩や外遊びなどで親子一緒に過ごす時間の大切さを呼びかけるとともに、スマホの好ましくない利用例として、

・ムズがる赤ちゃんに子育てアプリの画面で応えることは、赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性があります。
・親も子どももメディア機器の接触時間のコントロールが大事です。親子の会話や体験をともにする時間が奪われてしまいます。
・親がスマホに夢中で、赤ちゃんの興味・関心を無視しています。赤ちゃんの安全に気配りが出来ていません。

(ポスターの原文のまま引用)

こういった内容を、ベッドの上の赤ちゃんをあやすためにスマホを向けたり、赤ちゃんがタブレットPCに夢中になっている傍らで親がパソコンに向かったり、片手でベビーカーを押しながらもう一方の手でスマホを見ていたりする親のイラストとともに載せています。

双方は、乳幼児向けアプリを世に提供する立場と、子守りという場面で使わないでという立場の、いわば正反対の立場ですが、伝えている内容の根底にあることは、「親がスマホに頼りすぎない」「親子のふれ合いの時間を大切に」という点で共通しています。

スマホやタブレット端末などのスマートデバイスが、広く一般家庭で使われるようになったのは、ここ2~3年のこと。子供に見せることが子供の成長に与える影響は、これから継続的にリサーチされていくことでしょう。現段階では具体的なデータを伴った影響を見ることは不可能です。

そんな中で、乳幼児を子育て中の親たちは、育児の場面でスマートデバイスを使うことを、どのようにとらえているのでしょうか。

>>外出時などのあやし対策として、大きな助っ人になるスマホ