フィンランド/フィンランドのグルメ・レストラン

スーパーで調達できる、フィンランドの楽ウマ食品(2ページ目)

滞在中毎食を外食で済まそうとすると、コストもかかるし飽きてくるもの。また、アパートメントタイプのホテルや、ラップランドなどに多いコテージの宿泊施設、そしてユースホステルに泊まる人は、自炊も楽しみのひとつですし、ホテル滞在でちょっとした夜食が欲しくなる人もいるでしょう。そこでぜひ試してみてほしい、スーパーで調達可能で手間いらずの簡易食品、レトルト惣菜、重宝するアイテムなどを紹介します。

こばやし あやな

執筆者:こばやし あやな

フィンランドガイド

フィンランド料理の代表、サーモンスープも本格味をレトルト食品で

サーモンスープ

レトルト食品とはいえ、具材もたっぷりで満足できる味

フィンランドの日常的な家庭料理で欠かせないのが、さまざまなスープ料理(Keitto/ケイット)。一番有名なのは何といってもクリーミーなサーモンスープですが、その他にもほうれん草スープやきのこスープ、チーズ風味スープ、ひき肉と根野菜のスープなどなど、家庭によっていろいろな定番レシピがあります。

これらのバラエティ豊富なスープを手軽に味わいたければ、レトルト食品が侮れません! 容器付きなので、紙パッケージを剥がしてレンジでチンするだけとはいえ、ごろっとした具材がたっぷり入っていて十分満足感の得られるクオリティです。おすすめは鶏印のSaarioinen社のスープシリーズ。1パック2~3ユーロで購入でき、種類も豊富です。

クリスマス料理としても有名な家庭料理、キャセロールのレトルト食品

キャセロール

マカロニやニシン、レバーなどさまざまな味が取り揃えられている

スープ料理と並んで、フィンランドの子どもから大人にまで人気の高い定番家庭料理が、細かく刻んだりマッシュしたさまざまな具材をクリーム仕立てにし、オーブンでじっくり焼き上げたキャセロール(laatikko/ラーティッコ)。代表的なのはマカロニやレバーペーストのキャセロール。クリスマスには、人参や芋などの根野菜をベースにしたキャセロールなどもよく食べられます。

この素朴な家庭料理の代表キャセロールも、レストランなどでお目にかかる機会は少ないいっぽう、レンジで温めるだけのレトルト食品で手軽で美味しく味わうことができます(レンジで温める際には必ずアルミ容器から別の容器に移し替えて!)。価格は400グラムの内容量で3~4ユーロ。

 

パンに乗せたり、チーズと合わせたり。生サーモンやニシンの塩漬け

塩漬けサーモン

生サーモンの塩漬けは、ライ麦の酸味が効いたパンやクリームチーズとの相性抜群!

フィンランドといえばやっぱりサーモン。日本のように生魚を食べる文化がほとんどない国ですが、生鮮コーナーに並んでいる塩漬けというスタイルなら手軽に脂たっぷりの生サーモン(graavilohi)を楽しむことができます。かなり塩気が効いているので、それだけ酒のおつまみにもぴったりですし、ライ麦パンに野菜と一緒に挟んでサンドイッチにしたり、クラッカーに乗せたり、クリームチーズと合わせてロールしたりすれば立派な一品メニューにも!

鮮やかなピンク色、ビートルート(赤かぶ)のサラダ

サラダ

ビートルートのピンク色は衣類につかないよう注意して

皮をむくだけで手やお皿を真っ赤に染める、ロシアや北欧でよく食べられる根野菜ビートルート(punajuuri/プナユーリ)。とても甘みが強く、しゃこしゃこした歯ざわりが特徴で、栄養価の高い健康食材としても知られています。フィンランドでは、このビートルートをスープにしたり、ピクルスにしたりして食べますが、マヨネーズやヨーグルト風味のサワークリームと和えたサラダも定番料理。出来合いのサラダは、スーパーのレトルト食品コーナーに並んでいます。サワークリームと絡んで鮮やかなピンク色になったサラダは、見かけよりさっぱりとしていて酸味が強いのが特徴。こってり料理で疲れた胃を爽やかに癒してくれます。

次ページでは、少し変わったライ麦パンやお得なドリンクを紹介!
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