条件つきの愛と無条件の愛

無条件の愛とは?

無条件の愛とは?

「彼は自分にこうしてくれるから好き」「彼女のこんなところが好き」。こういった会話は、私たちにとって自然なものです。パートナーが自分に対して、特定の愛情表現をしてくれる。特定の特徴を持っている。だからこそ、好きになると言えます。

こうした特定の条件というのは、いわば恋愛が起きる原因にあたります。「好き」という結果が発生するためには、必須のものと言えるでしょう。ですから、条件それ自体が悪いかといえばそうではありません。原因がなければ、結果は発生しないからです。

では逆に、無条件の愛とは何でしょうか。無条件とは、必要な条件がないというもの。「彼のこんなところが好き!」という気持ち自体も、必要ではなくなります。つまり、どんな場合でも、どんな時でも、どんなふうになっても愛せるということです。

無条件は可能か

結論から言えば、無条件に人を愛するというのは万人にとって可能ではないかもしれません。いかなる時も愛するというのは、相当に過去に受けた心の傷の癒し等が必要となります。また本当に無条件に愛せてしまうと、いささか退屈かもしれません。例えばそれは、何もアップダウンのないドライブコースとなり、心の景色に変化がなくなってしまうからです。

無条件の愛とは目指すものであり、今すぐそうでなければならないものではありません。自分の中にある条件に気づき、なぜその条件が存在するのかにフォーカスするプロセス自体が、とても意味あるものと言えるでしょう。