スケジュール管理
タブレット用途でよく使われる機能に、「カレンダー機能」があります。タブレットは、電話として使うには大きすぎますが、スケジュール管理用途としては丁度良い大きさとなります。
iOSに関しては、OS機能として内蔵されているカレンダーの使い勝手がよく、iCloudだけでなくGoogleカレンダー、Exchangeの利用が可能です。ただ、カレンダーアプリに関してはGoogleカレンダーのみに対応しているものが多く、種類が多いとは言えません。
Androidに関しては、カレンダーアプリが多くリリースされており、Googleカレンダーを利用するユーザーには使いやすい環境となっています。
Windows 8に関しては、内蔵のWindowsアプリで対応しているカレンダーがOffice 365、Exchange、Outlook.comとなっており、Googleカレンダーに対応していない点が残念な部分です。
インターネット端末
インターネット端末としては、無線LANだけでなく、3G/LTEの携帯回線による通信にも対応している機種が有利と思われます。iOS、Androidは、携帯回線による通信機能を搭載されている機種があり、移動中の通信にも対応可能です。Windows 8タブレットに関しては、携帯回線に対応している機種はごく一部となるため、ポケット無線LANルーターなど、別途通信手段の確保が必須となります。
マルチメディア対応
タブレット用途で良く使うマルチメディア機能としては、動画があります。メモリに保存して利用する場合は、外部メモリに対応したAndroidやWindowsが有利となります。クラウド型のストリーミング動画の場合は、外部メモリが不必要となりますので、iOSで十分対応可能です。ストリーミング動画サービスに関しては、アプリ経由で利用する場合が多いため、アプリの充実しているiOS、Androidが有利でしょう。一方、ブラウザのFlash機能にて再生する場合は、機能に余裕のあるWindowsタブレットが俄然有利となります。利用するサービスにより、各OSに一長一短があるのです。日常用途として
日常用途として重要なのが充電環境です。iOSは、iPadもiPhoneも同じケーブルにて充電が可能です。Androidに関しては、Micro USB対応機種がほとんどとなりますので、充電環境は簡単に構築できます。Windowsタブレットに関しては、メーカー毎に充電器が違う場合が多く、使いやすい環境とは言えません。家でも仕事場でも充電したい場合は複数の充電器を用意する必要があり、手間がかかってしまいます。
ビジネス利用に関して
Office文書の扱いとしては、閲覧のみであればiOSもAndroidも対応しており、クラウド経由、メール添付経由で利用が可能です。文書作成となるとアプリ経由でも可能ですが、パソコンと同じOfficeソフトを搭載しているWindowsタブレットが俄然有利となります。プレゼンテーション用途では、Windowsタブレットは、外部出力に対応している機種も多く、PowerPointの利用もできるため、簡単にプレゼンテーション用途で利用が可能です。iOS、Androidもプレゼンテーション用途でも使えますが、文書の編集まで考えるとWindowsタブレットがワンランク上となります。
総合的にみて
アップル製品で揃えるならiOS、自由度の大きさならAndroid、仕事にも使うならWindowsという印象です。用途の中で、ネット、ソーシャルネットワークサービス、ビジネスの比重に合わせて選択することで、より使いやすい環境作りが可能となります。現状では、どのOSのタブレットもハードウェア的な性能差が小さくなってきましたので、利用したいアプリケーションやサービスで使いやすいOSを選択するという方法もあります。それぞれのユーザーの用途に合わせて、最適な機種を選択しましょう。