家計簿が面倒くさいなら……
とはいえ、「家計簿は続かない……」という悩みを持つ人も多いはず。そんな人は、まず「あのお金を使いすぎているんだろうなぁ」という費用を予想しましょう。例えば、外食が多い人は食費、友達と飲みに行くことが多い人は交際費、洋服が大好きな人は被服費など……。その無駄が予想される費用についてのみ、1ヶ月間の総計を確認します。家計簿のように毎日きちんとつける必要はありませんが、その費用に関してだけはレシートをもらったり、手帳の隅にメモしたりするなど、忘れないような工夫をしてみてください。家計簿の場合は費用科目が多かったり、一週間分まとめてつけると忘れてしまっていたり、また総計をきちんと合わせる必要があったりして、なかなか続けることが難しいですが、気になる1科目だけを集中的にチェックなら、大変さも半減。
そのことによって、その費用が本当に無駄になっているのか、たまたまその月だけ多かったのか(もしくは少なかったのか)、削る余地があるのかを知ることができます。これまで「大体このくらいかな」と思っていた額が実際に数字となって表れてくると、使いすぎを意識するきっかけになります。
無駄が多ければ翌月からはその科目を重点的に節約する方法を考えましょう。また、「思ったよりも無駄はないかな」と思ったら、翌月は別の科目を同じようにチェックしてみましょう。何度か繰り返すうちに、無駄なお金がどこにあるのか把握でき、節約につなげることができるはずです。