絵本/絵本関連情報

1月 読んで笑って千福万来のお正月絵本(2ページ目)

「笑う門には福来る」などと申しますが、おめでたいお正月は、家族そろって大笑いし、満面の笑みで歳神様をお迎えしたいものです。そこで、お正月にちなんだ作品の中から、読んで笑って千福万来の絵本をご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

七福と口福を招く絵本

お正月に福を求めるのは人の常。デパートの福袋を求めて走るお母さんも、福笑いを楽しむ子どもたちも、福が大好きという訳です。そこで、福をテーマにした絵本を2冊ご紹介します。最強の神様軍団である七福神を紹介する『どんぶらどんぶら七福神』とお正月1番の口福を描いた『おもちのきもち』です。いずれ劣らぬ福揃いの絵本が、新しい年に大きな幸せを届けてくれそうです。

■どんぶらどんぶら七福神
調子の良い「数え歌」にのせて、おめでたい七福神を紹介する楽しい絵本です。富士山を背景に、波をわけて大海原をやって来るのは、七福神をのせた宝船です。恵比寿さまを筆頭に、どちらの神様も満面の笑みで、めでたさもひとしおというものです。

朝日に帆をかけた船には、米に小槌に蔵の鍵、金・銀・珊瑚に蓑と笠まで積み込まれ、宝も7つのゴロの良さ。お正月に、おめでたい数え歌を覚えて歌えば、良い年になること間違いなし……かもしれませんね。

 詳しくはこちらでどうぞ → 楽しい初夢を見たい子に『どんぶらどんぶら七福神』


■おもちのきもち
もち米は、せいろでふかされ、何度も頭をたたかれ、のばされたりちぎられたりしてお餅に変わっていきます。そんな過酷な運命を乗り越え、見事床の間に飾られた立派なお供え餅がありました。たごさくさんちのお供え餅です。けれど、そのお餅は、「いつ食べられてしまうのか」という不安にさいなまれ(?)、ついに、たごさくさんちを逃げ出してしまいます……。

不安げな様子や必死の形相など、くるくると変わるお餅の表情が何とも楽しいホンワカ絵本は、「だるまさんシリーズ」でお馴染みのかがくいひろしさんの作品です。気持ちの必死さとは裏腹に、なんともゆる~い鏡餅さんこそ、NO.1のゆるキャラかもしれませんね。

 詳しくはこちらでどうぞ → 私の悩みを聞いて下さい『おもちのきもち』



>> 次は、お正月にピッタリの、日本の伝統的な遊びを描いた絵本をご紹介します
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