セクシュアルマイノリティ・同性愛/LGBT

性転換手術に保険適用?プロの保険屋さんに聞いてみた(2ページ目)

性同一性障害の人が性転換手術を行う際(行った後)に生じてくる保険の問題について、某保険会社に勤めるプロのトータルライフコンサルタントの方に聞いてきました。

堀川 歩

執筆者:堀川 歩

同性愛ガイド

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給付されるにはどうしたらいいのですか?

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給付されるには様々な条件があるので事前に確認しておきましょう。

既に性同一性障害である診断書を取得している方や治療を開始されている方の場合はまず難しいです。考え方として、既に何らかの病状や怪我をされている状態では、保険加入が限られてくるのと同様の扱いになります。もし既に診断されている状態で申告しなかった場合は、事実と異なる告知をしたということで、告知義務違反になってしまう場合もあります。その場合は、給付金が受け取れなかったり契約解除になってしまったりする可能性もありますので、診断後に加入を検討されている方は今一度、保険会社に確認されることを推奨します。(確認をとったことで不利になることはありません)

実際に給付されている方の多くは、性同一性障害だと診断される前から、一定の期間保険に加入している方が可能性としては高まります。

海外で手術を受けた場合でも適用されますか?

医師の診断の元、海外での手術の場合でも適用される可能性はあります。
その際に必要なものは、
  • 英文用の入院・手術証明書(事前に貰っておくとスムーズです)
  • 給付金請求書
  • 各種保険会社から言われた書類
になります。また、英文用の入院・手術証明書は帰国後にアテンド会社経由で頼んだ場合は、別途手数料も必要になってくることもあります。

なぜ保険会社によって審査が異なるのですか?

基本的には同じですが、保障内容が違う為等によって異なります。なのでよく自分にあっている保険会社はどこなのか内容や条件を確認した上で加入して下さい。また性転換手術を行った後に、保険に加入することも可能です。

加入時には告知が必要になる為、条件がついたり、医療保険に関しては保険会社によっては入れない可能性もあります。

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