袖にまつわる言葉
振袖には、良縁、御加護、厄除けなど幸せを思う気持ちが込められています
このほかにも、袖にまつわる言葉には、人間関係を意味するものが多くみられます。
・袖にする
親しくしていた人を冷淡に扱うこと。
・袖を引く
人を誘ったり、そっと注意したりすること。
・袖にすがる
あわれみを請うこと。
・袖振り合うも多生の縁
道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によって起こるものだ。
・ない袖は振れぬ
いい返事をしたくても、実際に無いものはどうしようもないということ。転じて、お金を貸したくても財力がなければ貸せないという意味となった。
振袖には、良縁、御加護、厄除けなど幸せを思う気持ちが込められています。こうした文化背景を知っておくと、振袖姿が感慨深く映るでしょう。
<関連記事>
■今年の成人の日はいつ?成人式の由来と豆知識
■そうだったのか!「いただきます」本当の意味
■乾杯マナー、こんなときどうする?
■日本人のしきたり、およばれのタブー
■恥をかかない、襖(ふすま)の開け閉め