謎を呼ぶストーンヘンジの石と形

サーセン・ストーンのサークル

かつては外側の石の列の上にサークル状にサーセン・ストーンが乗せられていた。現在残されているのはそのほんの一部

これに対して科学はどのような答えを出しているのだろう?

まず、石。ストーンヘンジは主にサーセン・ストーンと呼ばれる砂岩と、ブルー・ストーンと呼ばれる玄武岩で構成されている。最大で50トンにもなるサーセン・ストーンはストーンヘンジから30キロメートルほど離れた場所にあるマルバラーの丘から持ち運ばれたもの。ひとつ約4トンながら80個はあったと見られるブルー・ストーンにいたっては、なんと250キロメートルも離れたウェールズのプレセリの丘から運搬されたと考えられている(異説あり)。

そして形。かつては円形に囲われた半径約110メートルの土手(下のCGの白の外周)の中に、30もの巨大なサーセン・ストーンが直径30メートルほどのサークル状に並べられていた。この巨石の上には横石が乗せられ、円を描いていた(CGの青いサークル部分)。
ストーンヘンジの再現CG

何重もの同心円で構成されたストーンヘンジの再現CG。右上(北東)の長い矢印は夏至の太陽の昇る方向を示している

しかも石はただ乗せられているだけでなく、立石と横石は凸凹を組み合わせて接合されており(ほぞさし式)、横石同士は溝でつなぎあわされている(さねはぎ式)。

この円形の内側にブルー・ストーンが同心円状に並べられ、さらに内側には5組の門のような「Π」字型の組石=トリリトンが馬蹄型に設置された(上のCGの青い「C」字部分)。この内側にもまた同じように馬蹄型にブルー・ストーンが配されている。

なぜ、このような複雑なモニュメントが建てられたのだろうか?