地元で愛される絶品ニョニャ料理の名店／コタキナバル

コタキナバルで定番のマレーシア料理と言えばここ！レストラン スリムラカ

マレーシア料理とひとことで言っても、マレー系、中華系、インド系…と多民族なマレーシアだけに、料理のバリエーションはとにかく豊富。

「おすすめのマレーシア料理は？」と聞かれても、色々ありすぎて絞るのが難しいのですが、入門編として、コタキナバルでまずおすすめしたいのが中心部にある「レストラン スリムラカ」です。

スリムラカは中華の影響を受けたマレー料理、すなわちニョニャ料理のレストラン。ニョニャとはマレー人と中国からの移民の混血女性を表す言葉で、彼女達によって受け継がれたニョニャ料理はココナッツミルクやレモングラスなどのハーブ、スパイスといったマレーシアならではの食材と中華の調理法がミックスしたもので、日本人の口にも合うマイルドな味付けが特徴。

この店はガイドブックにも載っており、ツアーの昼食レストランとして利用されることもあります。とはいえ、観光客向けのレストランというわけではなく、こじんまりとしていて地元客の利用も多いレストランです。ランチタイムは1階席が混んでいることもありますが、2階席は比較的空いています。

食べておきたいおすすめメニュー

このお店には写真入りのメニューがあり、各料理はS、M、Lの3サイズから選べます。

＜いろいろ頼んでシェアする場合の量の目安＞
2人：Sサイズのおかず3品＋白ご飯2人分またはナシゴレン1人分
3～4人：Sサイズ4品程度＋白ご飯人数分またはナシゴレン1～2人分
5人以上：Mサイズのおかず３～5品＋白ご飯人数分またはナシゴレン2～3人分

「何を頼んでも美味しい」とよく言われるスリムラカですが、なかでも特におすすめのメニューをご紹介します。（料金はSサイズ）

• バタープロウン（Butter Prawn）15リンギット

エビのおいしいコタキナバル、エビ料理はシーフードレストラン以外でもいち推しのメニュー。エビをバターで炒めた香ばしい料理で、ここのバタープロウンにはエッグフロスと呼ばれる卵を糸状に揚げたものとカレーリーフと呼ばれる香りいいハーブがトッピングされています。

• レモンチキン（Lemon Chicken）12リンギット

カラッと揚がった鶏の唐揚げにサッパリとしたレモン風味のソースがかかった一品。ご飯とも合うし、子供受けもよいメニューです。
 

• ジャパニーズ・ビーンカード（Japanese Beancurd）10リンギット

コタキナバルでは卵豆腐のことをジャパニーズ豆腐と呼びます。卵豆腐を軽く素揚げしてカニを和えたあんをかけたメニューがこちらのジャパニーズビーンカード。ほっとする優しい味です。

• アサムフィッシュ（Assam fish）12リンギット

こちらはちょっと辛めですが、トマトベースの酸味のあるソースにスパイスとハーブが複雑に混ざって淡白な白身魚に絡んだアサムフィッシュ。これぞマレーシア！という味でぜひ試してほしい一品です。よく似た料理で、ココナッツミルクの効いたカレーベースのカレーフィッシュやフィッシュヘッドカレーもありますが、これまた美味しくておすすめです。

• サユールマニスの炒め物（Sayur Manis Dry shrimp）10リンギット

別名サバベジ。ここサバ州でしか食べられていない山菜の若い茎の部分を干しえびを発酵させた調味料ブラチャンと炒めた料理。ぽりぽりとした食感が癖になるコタキナバルならではの野菜料理です。

他にもカレーラクサなどの麺料理や、チキンカレーライスといったおかずとご飯のセットなど、一人前のメニュー（8.5リンギット前後）もあるのでおひとり様でも利用可能。

ビールもメニューには載っていませんが一缶10リンギットで販売されています。

とにかくメニューが豊富でどれも美味しいので、滞在中に何度も通う方がいたり、リピーターも多いお店。マレーシアの代表的な料理を色々試したい方にぜひおすすめしたいレストランです。

※1リンギット=約32円（為替レート、料金は2014年6月現在のものです）

＜DATA＞
■Restoran Sri Melaka
住所：No.9, Jalan Laiman Diki, Kampung Air, Kota Kinabalu 
電話：088-224777
営業時間：10:00～21:30、年中無休
予算：ひとり30リンギット程度
アクセス：ショッピングセンター「センターポイント」から徒歩3分。
シーフードレストラン街「スリスレラ・カンポンアイル」の向かい。緑の看板が目印。