隠れていたフランス料理店を見つけた
ザ・プリンス パークタワー東京は、芝公園の高台に立つタワーホテルだ。東京タワーを間近に眺める都市の中心部に位置しながら、緑に囲まれ、ホテル内は心地良い落ち着きに満ちている。ここは昔から意外と穴場なホテルなのである。開放感を感じられる眺めも格別だ
2001年にはピエールテタンジュ国際料理コンクール日本予選準優勝、2003年にはFFCフランス料理コンクールアルザス部門で優勝と総合での準優勝に輝くなど、着実に力を伸ばしている。私としては世界的な料理コンテスト、「ボキューズドール」にエントリーしてもいいのではないかと思う。
左が吉田シェフ、右がM.O.F.のボルヌ シェフ
1皿目は、「オマール海老と聖護院かぶらのシャルロット仕立て トリュフのビネグレット」。
吉田シェフのオリジナリティが存分に発揮された、繊細でいて力強い前菜に、このあとに続く料理への期待感が増す。オマール海老の甘さと根セロリのムースにシャンパーニュが爽やかに絡み合う。
トリュフの香りがほんのりと湧きあがる
香りが届いてきそうだ
濃厚さを感じさせない軽やかな作りに仕上げている