3日目 北京観光/万里の長城~西安
春夏秋冬それぞれの景観を楽しめる万里の長城
万里の長城は全長8851.8キロ、日本列島3つ分の世界一大きな 文化遺産
万里の長城とは、外敵や異民族の侵入を防ぐために造られた防御壁。中国統一を果たした秦の始皇帝が、各地に点在していた城壁をつなぎ合わせたのが、始まりとされています。その後、漢、北魏、北斉、北周、隋、遼 、金、明と各王朝では長城の増築・修繕が行われてきました。歴代皇帝が平和と安定の願いを込めて築いた、この万里の長城はまさに国家統一の象徴的存在だったのです。
万里の長城の観光スポットは、北京だけでも数多くありますが、市内からのアクセスがよく、観光地として整備され、なにより山の頂を龍のように伸びていく様が最も美しいとされる「八達嶺長城」がおすすめです。
>>>八達嶺長城ついては「八達嶺長城/北京」をどうぞ。
万里の長城観光が終わったら、北京首都国際空港へ出発です。ラッシュアワーに巻き込まれないよう、遅くとも長城を15時前に出発することをおすすめします。北京から西安へのフライト時間は2時間弱です。
4日目 西安観光/兵馬俑、秦始皇陵&華清池
始皇帝の壮大な構想と権力の偉大さを知らしめる兵馬俑 (C)ToshioS
秦始皇陵。現在までに5万余点の重要な歴史文物が出土した
兵隊俑の平均身長は180センチ、身分により服装が違い、顔の表情もすべて異なっています。馬の高さは150センチで、中国西域の駿馬を象っています。そんな土色の軍隊が数千体もずらり並ぶ姿は圧巻! エジプトのピラミッドと並ぶ、世界八大奇跡の一つと言われるだけの迫力です。
華清池。ここで玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスが繰り広げられた (C)ToshioS
この日のラストは「華清池」。ここの温泉は2700年前にはすでに発見されており、始皇帝はここに「驪山湯」を建設したと言われています。その後も歴代皇帝の保養地として利用されてきましたが、中でも有名なのは唐代の玄宗皇帝と楊貴妃にまつわるロマンスでしょう。
夜、時間があれば、ぶらぶらと西安の市内観光を楽しみましょう。
>>>西安観光ついては「西安/陝西省」をどうぞ。
5日目 西安~北京~日本
北京国際空港ターミナル3はグルメ&ショッピングともに充実!