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タブレット兼パソコンなら『Surface Pro 2』(2ページ目)

日本マイクロソフトがWindows 8.1にあわせて独自WindowsタブレットSurfaceの新モデルを投入しました。大きく分けてWindows RTを採用した『Surface 2』と一般的なWindows 8.1を採用した『Surface Pro 2』の2モデルあります。今回はWindows 8.1を採用したSurface Pro 2をレビューしました。

上倉 賢

執筆者:上倉 賢

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Surfaceの特徴

Surfaceはタブレットですが、本体を自立させるためのスタンドがついているのが、ハードウェア上の他機種との差別化ポイントとなっています。
 
このスタンドはキックスタンドという名称で、旧モデルでは1段階しか角度が付けられませんでした。今回の新モデルでは2段階の角度を設定できるようになり、従来と同じ角度に加えて、さらに角度を付けて机の上に設置できるようになりました。用途に応じて2段階に設定できるので、地味ながらかなり使い勝手の向上に貢献するポイントです。
 
Surface

Surface Pro 2でキックスタンド利用例

 
Surface

Surface Pro 2でさらに角度を付けてキックスタンドを利用する例


液晶解像度は従来と同様でタッチ対応のフルHD対応、液晶サイズは10.6型となっています。Surface Pro 2のアスペクト比は大画面テレビなどと同じ16:9です。コンピューターや一部タブレットでは16:10のアスペクト比を持つ製品もあるので、画面を横置きした場合、縦方向の解像度に不満を感じる方もいるかもしれません。Surface Pro 2の表示品質などは必要十分で高精細な画面のため、写真や文字などは十分きれいに表示されます。

電磁誘導式のSurfaceペンも付属しています。このペンを利用すれば、画面タッチだけでなく、ペンでの手書き入力などが可能となります。電磁誘導式のペンなので、精度や反応速度はタブレットとしてもかなり高くなっています。ペンは本体に内蔵する形ではなく、磁石で本体横に取り付けます。

 

パソコンとしての機能も十分

パソコンとしての基本的な機能を見ると、CPUはインテルの第4世代Core i5を使用しており、一般的な最新のパソコンと同等の処理能力があります。メモリは4GBもしくは8GB搭載し、本体内に情報を保存するためのストレージはアクセス速度が高速なSSDを採用し、128GB、256GB、512GBモデルが用意されています。

Wi-FiやBluetooth、カメラ機能なども内蔵し、USBやMini Display Portもあるので、機能としては一般的なパソコンと同等と言えます。
 
いくつかのモデルがありますが、SSDの容量とコストのバランスを考えると、実質的な空き容量が200GB以上ある256GBモデルを基本に考えるのがおすすめです。
 
次のページでは、アプリの動作などについて説明します。
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