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今や定番! バンクーバーのクリスマスマーケット

ドイツでは過去何世紀にも渡って行われているクリスマスマーケット。この伝統行事は、今や世界各地で行われていて、バンクーバーでも2010年からスタート。クリスマスの定番行事となりました。ドイツの伝統とカナダの文化が融合する、小さいけれど、ちょっと立ち寄ってみたくなる…… そんな小粋なマーケットをご紹介します。

執筆者:下村 猛

バンクーバーでももはや定番!
世界へ広がるドイツの人気伝統行事、クリスマスマーケット

マーケット内のブースはすべて森の小屋のような作り

マーケット内のブースは、ヨーロッパ的な森の小屋のような作り

キッズにも楽しめるよう、回転木馬もあり(別料金)

キッズにも楽しめるよう、回転木馬もあり(別料金)

キリスト教では、11月下旬からクリスマスイブまでの約4週間をアドヴェント(待降節)と呼び、イエスキリストの到来に向けての準備をする期間とされています。ドイツでは、この期間にどの町でもクリスマスマーケットが開かれ、買い物や食事を楽しむのが伝統行事として知られています。

本場ドイツでは、ベルリンだけでもこんなにたくさんのマーケットが! >>>ベルリンのクリスマスマーケット

やがて、この習慣は世界中に広がりを見せ、シカゴでは毎年100万人以上を集める一大イベントになっているのを始め、日本でも札幌がミュンヘン市と姉妹都市関係ということもあって、ミュンヘンクリスマス市として、過去10年以上にわたって開催されているほど!

バンクーバーでも2010年から始まり、2015年で6年目。今やバンクーバーのクリスマスにはなくてはならい定番イベントにまで成長しました。

ダウンタウンの一角で開催されるため、旅行者にもアクセスしやすい、今回は、そんなバンクーバーのクリスマスマーケットをご紹介します。

マーケットへのアクセスと入場料

入り口には大きなサインがあるので、場所は一目瞭然

入り口には大きなサインがあるので、場所は一目瞭然

ダウンタウンの東側にあるクイーンエリザベスシアター前の広場、クイーンエリザベスプラザで開催されています。ダウンタウンの中心地からは、ジョージア通り1本でアクセスできますので、徒歩でも20分くらいなので、十分アクセス可能。天気の悪い日などは、スカイトレインを利用し、スタジアム駅で下車すれば、2ブロックでアクセスできます。

マーケットといっても、一種のイベントなので、会場に入るには入場料を支払わなくてはいけません。2015年の料金は大人7カナダドルです。

ドイツの伝統とカナダ文化が融合したマーケット

看板はドイツ語表記だが、もちろん英語での説明もあり

看板はドイツ語表記だが、もちろん英語での説明もあり

所狭しと並ぶ商品は、見てるだけでもクリスマス気分をアップ

所狭しと並ぶ商品は、見てるだけでもクリスマス気分をアップ

マーケット内はクリスマスのアイテムが販売されているブースと、飲食関係のブーツが立ち並びます。ガラスケースに入れてあって、厳重に保管されている本場ドイツの職人による、1個数百ドルもするハンドメイドの高額なアイテムもあれば、1個数ドルのクリスマスツリーに飾るオーナメントもあります。

また、木工製品など地元で生産されたアイテムも販売されており、ドイツの伝統様式を踏襲しつつ、カナダらしさも加味して、クリスマスの雰囲気を楽しんでもらおうという趣向を凝らしています。

マーケット内ではもちろん飲食も可能。ピザや地元のベーカリーのケーキなどもありますが、やはりドイツの伝統的なマーケットなので、定番のソーセージや、ドイツ風のカツレツであるウィンナーシュニッツェルを味わいたいところ。

 

ビールとホットドッグの王道メニュー。ただ、ビール7.5カナダドル、ホットドッグ8.75カナダドル、お値段は高め

ビールとホットドッグの王道メニュー。ただ、ビール7.5カナダドル、ホットドッグ8.75カナダドル、お値段は高め

また、屋外での飲酒に厳しいカナダとしては珍しく、ドイツビールやワインなども販売されており、マーケットの敷地内での飲酒が可能です。

マーケットでアルコール類を購入する場合、入り口近くのブースで、身分証明書を見せ、あらかじめリストバンドをつけてもらう必要がありますので、ご注意を!

<DATA>
Vancouver Christmas Market
期間:11月21日~12月24日(2015年度スケジュール)
時間:11:00~21:00。ただし、最終日は18:00で終了
料金:大人8カナダドル、子供(7~12歳)4カナダドル
アクセス:ダウンタウンの中心地からジョージア通りを東へ、徒歩20分。スカイトレインのスタジアム駅から徒歩5分

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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