チーズ/季節・シーン別おすすめチーズ

シャンパーニュと合わせたいチーズ厳選5種(5ページ目)

シュワシュワとした泡や華やかな雰囲気が気分を盛り上げてくれるシャンパーニュ。パーティーやお祝い事には欠かせないお酒ですね。今回は、そんなシャンパーニュと合わせたい、抜群の組み合わせのチーズを5種類ご紹介します。

小笠原 由貴

執筆者:小笠原 由貴

チーズガイド


ラングル(Langres)

タイプ:ウォッシュタイプ
原産地:フランス、 シャンパーニュ地方(コート・ドール県、オート・マルヌ県、ヴォ―ジュ県の一部の村落)
原料乳:牛乳(全乳)
熟成期間:小型/15日以上、大型/21日以上
固形分中乳脂肪分:最低50%
出荷時の大きさ・形:小型/直径7.5~9cm、高さ4~6cm、重さ150g以上の円筒形。 大型(ラングル・クープ)/直径16~20cm、高さ5~7cm、重さ800g以上の円筒形。小型・大型ともに、上面に窪みがある。
旬:春から晩秋にかけて(1年を通して入手はできる)
AOC(原産地呼称統制)取得年:1991年

ラングル

ラングル


フランス、シャンパーニュ地方で作られているウォッシュタイプチーズのラングル。
ぽこんと上面が凹んだ形が特徴です。同郷のもの同士は好相性の原則通り、シャンパーニュと合わせるとぴったり。ラングルのす~っと溶ける口どけの良さとシャンパーニュのシュワッとした泡が良く馴染み、違和感がありません。また、チーズの厚みのある味わいは上質なシャンパーニュのコクにも負ける事がなく、繊細なもの同士でありながら、見事にバランスを取ります。誰もが納得の定番マリアージュです。

そのままカットして食べるのももちろん美味。でも一度やっていただきたいのが、“フォンテーヌ”と呼ばれる上面の窪みにマール・ド・シャンパーニュ(シャンパーニュを作る時のぶどうの搾りかすで作った蒸留酒)かシャンパーニュをほんの少し注いでからいただく方法。できれば注いだお酒を塗り広げ、包みにくるみなおして冷蔵庫に数日置き、風味が移ったところを食べてみましょう。個性がより強くなり、通好みの味わいとなります。

※ラングルについては、こちらの記事もご参照下さい。
フォンテーヌが特徴のウォッシュ、「ラングル」

以上、シャンパーニュと合わせたいチーズを5種類ご紹介しました。パーティーやお祝いの席での参考になればと思います。また、様々なタイプのチーズをご紹介したので、この5種類で「シャンパーニュとチーズのマリアージュの会」なんて開いて食べ比べしてみるのも楽しいかもしれません。

ハレの日のお酒、シャンパーニュはちょっとお値段が張りますが、これらのチーズは他のスパークリングワインとの相性もぴったり。普段はスペインのカヴァやイタリアのスプマンテ、ニューワールドのスパークリング等と一緒にぜひお楽しみ下さい。チーズとワインのある豊かな食卓のヒントにしていただけたら幸いです。

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