ドラクエ情報を伝えるアプリ
ドラゴンクエストポータルアプリから、次々にドラクエ情報が送られてきます。
ドラゴンクエストポータルアプリを起動すると、既にドラクエ関係のニュースがたくさん配信されています。ドラクエの楽曲配信のお知らせ、ニコニコ動画のドラクエ番組、ドラクエグッズの新作告知。スクウェア・エニックスが運営するドラクエポータルサイトの「ドラクエ・パラダイス」とほぼ同内容のものを配信している模様です。
ドラゴンクエストポータルアプリは、他のアプリと同様に、プッシュ通知をすることもできます。このプッシュ通知をユーザーが許可すると、アプリを起動していない状態でも、ドラクエのニュースなどの情報を、ユーザーに告知することができます。
つまりスクウェア・エニックスは、ドラクエポータルアプリをダウンロードしてもらうことによって、今後ドラクエ関連情報を、各ユーザーのスマートフォンに直接宣伝できるチャンスを獲得するんですね。そのためなら、大盤振る舞いしたってやる価値はある、ということです。
スマートフォン時代のマーケティング
パズドラの成功は、ゲーム業界に大きな影響を及ぼしました。
それがスマートフォンに移行していく過程で、SNSを介さずにヒットしたガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」の影響もあって、GREEやモバゲーに依存しない方法論を各メーカーが模索している流れがあります。
そうなると、次に重要拠点になるのはどこなのか。間違いなく言えるのは、アプリ配信サービスであるApp StoreやGoogl Playです。ランキングで上位をとるなど、この場で存在感を示せたアプリは確実に数字が伸びていきます。逆に埋もれてしまうと、中々数字は上がりません。
実はもう1箇所あります。それが、各ユーザーが持つスマートフォンのアプリです。ヒットしたアプリというのは、ユーザーがたくさんアクセスしているメディアでもありますから、アプリを使って別のアプリを宣伝する、という構造が生まれます。
ドラクエIの無料配信によるドラゴンクエストポータルアプリのダウンロード促進は、その両方をいっぺんに獲得する作戦です。