北海道の夜景スポットは函館・札幌だけではありません!
北海道の観光地として特に人気なのが、函館や札幌。グルメや観光スポットも充実し、函館であれば世界三大夜景・日本三大夜景にも称された「函館山」、札幌であれば北海道三大夜景の「藻岩山」が観光客やカップルに人気で、展望台は平日・週末を問わず多くの人で賑わっています。特に函館山は時期によっては花火会場級の混雑ぶりで、展望台の最前列をキープするのも一苦労。そんな北海道で夜景を楽しめるエリアは、函館や札幌以外にもあります。その代表例が小樽・旭川・室蘭・釧路などの地方都市です。数ある地方都市の中でも、街全体が夜景観光に力を入れている室蘭市は函館市・札幌市の中間地点にあり、大都市に並ぶほどの美しい夜景をゆったりと楽しめることで注目を浴びています。それでは、さっそく室蘭市について見ていきましょう。
室蘭市(むろらんし)ってどんなところ?
室蘭市は鉄鋼業や石油精製などが盛んで、これまで工業地域として発展してきました。人口は約9万人程度で、1970年頃のピーク時から人口が減少傾向にあります。有名な観光地としては下北半島(青森県)まで見渡せる地球岬展望台や、北海道最古として知られる市立水族館などが知られています。室蘭市へは鉄道であれば、札幌から約1時間30分、新千歳空港からであれば約1時間でアクセスでき、車でも札幌から高速道路に乗れば約2時間で到着します。温泉地として有名な洞爺湖温泉や登別温泉からであれば一般道で約45分程度なので、日帰りでも十分に立ち寄れます。
室蘭の夜景観光の魅力
さて、ここから本題に入っていきますが、室蘭の夜景にはどのような魅力があるのでしょうか。室蘭市の人口から考えると夜景のスケールは小規模なものをイメージしますが、道内では函館・札幌に次ぐスケールの夜景が期待できます。理由としては室蘭市の地形に特徴があり、高台と市街地の距離が近く、山頂付近まで住宅街が迫っていることから、市街地と近い距離で夜景が楽しめます。また、工業都市として栄えてきたため、夜になっても工場が輝き続けるため、明かりがとても多いのが特徴です。そして絵鞆半島と対岸を結ぶ白鳥大橋のライトアップがより美しさを増しています。このような地理的条件や環境が整っていることから、室蘭市は夜景観光に力を入れており、自治体のホームページでも夜景スポットを紹介しているほど。さらに、日本五大工場夜景にも選ばれており、全国的にも室蘭の夜景はブームになっているのです。
室蘭市内には数多くの夜景スポットがありますが、次のページでは夜景写真家がセレクトする室蘭夜景のベスト3をご紹介します。