デジタルアートで魅せる日本の食文化

2015年3月24日までコレド室町1、5階(エントランス4階)の日本橋三井ホールで、「食べるアート展 L’art de Rosanjin-魯山人と新・美食倶楽部-」が開催中です。
食とデジタルアートが融合する「食べるアート展」

食とデジタルアートが融合する「食べるアート展」


2013年にパリのギメ東洋美術館で開催された、「魯山人の美―日本料理の天才(L’art de Rosanjin)」では、日本の食文化とデジタルアートが融合した斬新な展示が注目されました。今回は、その展覧会を受け継ぎ、新たにコンテンツも加えられています。
季節の食卓プロジェクション

思わず手を伸ばしたくなる鮮やかな映像


北大路魯山人(1883年~1959)は芸術家として、陶芸、漆器、書道、篆刻、絵画など多岐に渡り活躍するとともに、会員制の食堂「美食倶楽部」を発足し、「星岡茶寮」をはじめとする複数の高級料亭を主催し、美食家、料理人としても多くの人を魅了しました。グルメ漫画のモデルとなったことでご存じの方も多いかと思います。

「美を食べる」「美しく食べる」という美食の概念を打ち出し、器や、盛り付け、もてなしなど日常の食を芸術の域に高めたことで、現代にも語り継がれてます。

「食べるアート展」では、魯山人の世界をデジタルアートで体感でき、日本の食文化を音、視覚で楽しむとともに、実際に、魯山人とゆかりのある名店の一品が提供されます。
3Dプリンターでつくられた巨大な器の模型

横幅2mもある巨大な器の模型


上の写真は、横幅が2m程もある大きな器で、北大路魯山人の作品を20倍の大きさで、3Dプリンターで制作された模型です。質感もまるで本物の陶器のようで、完成度の高さに驚きます。裏面までじっくり見ることができます。

会場内には、模型の元となった、北大路魯山人の作品も展示されておりますので、見比べてみましょう。川辺に佇む鳥を描いた織部焼の作品で、裏面の大きな凹凸も特徴的です。

季節の食卓プロジェクション

会場の中心には大きなテーブルに白地の器が並び、器の前に立つと季節の食卓プロジェクションが投影されます。その一部を映像でご紹介します。


先付け、お椀、口代り、お造り、合肴など、和食のきれいな盛り付けや器の映像が浮かび上がり思わず手を伸ばしたくなります。


次のページでは、天ぷら店が再現された、「美食音響カウンター」と、名店の一品が味わえる「美食の一品」をご紹介しています。