防犯/子どもを犯罪から守る

“リベンジポルノ”だけじゃない! ネットのコワさ(2ページ目)

ネットの便利さのかげで個人情報が危うくなっています。リベンジポルノもしかり、ネット上で何気なくつぶやいたひとことが思わぬ波紋を広げることもあります。今一度、危険性を認識して、自分の身の安全を守りましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド


“つぶやき”は自覚を持って!

いやがらせや腹いせでネット利用?

いやがらせや腹いせでネット利用?

SNS や LINE、Facebook、Twitter などで、友人・知人等とつながり合うのは楽しく、便利なものです。しかし、設定によっては「誰もが見ることのできる」状態になっており、投稿した本人の意思に関わらず取り上げられ、一気に拡散する危険性もあります。これまでにそうして炎上した事例も少なくありません。

画像をアップして、位置情報まで分かるようにしてあると、思わぬストーカー被害に発展する場合もあります。「近所のよく行くパン屋さんです」「自宅の窓から見える景色です」といったような自宅を特定されるような書き込みはしないようにしましょう。どうしても投稿したい場合は、時間をずらして後日書き込む、場所を特定できないような書き方を心がけましょう。

何かあると家族構成や出身校、勤務先などの個人情報がさらされて、思わぬ影響が出る恐れがあるのです。投稿する際は、そうした危険性を自覚した上で、十分に注意を払って投稿するようにしましょう。

事件の容疑者になると…

毎日の事件報道では、容疑者の氏名や年齢などが記載されています。他人事と思っているうちは意識しなくても、万一、わが身のこととなったら、これは重大事です。将来の就職や結婚にまで影響を及ぼすかもしれません。よく言われているのが、「容疑者、〇〇〇〇(氏名)」と入れて検索するというものです。

たとえ刑期を終えていたり、事情によって罪に問われなかったり、えん罪であったりしたとしても、いったん名前が出てしまってはそのように検索された場合、言い訳は通用しないかもしれません。検索して氏名が出てしまうだけでも敬遠されるかもしれないのです。微罪、小さな犯行と本人がたいしたことはないと思っても、受け取る側は違うかもしれません。

善良な一般市民にはこうした懸念は無用でしょうが、ネットのなかった時代に比べると個人情報というものが本人の意向に関わらず、流布してしまうという現実には恐れを抱いていたほうが無難というものです。「皆がやっているから」「便利だから」と安易に考えず、個人情報の取り扱いには厳重な注意が必要です。
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