ワイン/ワイン関連情報

香港料理にはワイン!が合言葉、人気急上昇の理由は?(2ページ目)

言わずと知れたグルメの宝庫“香港”。近年、プレミアムワイン&スピリッツの需要が急成長を遂げている。理由は2008年のワイン関税撤廃。思い切った経済政策の成果で、香港は今ワイン貿易のハブと変貌しつつある。香港グルメ&ワインファンなら、この状況、見逃す手はないぞ。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

香港料理&ワインのおいしい法則をご伝授!

スパイシーな料理にはスパイシーなワインを

スパイシーな料理にはスパイシーなワインを

中国広東料理とワインについてのカンタン法則も付け加えておこう。

まずは魚介類が多い広東料理。だから白ワイン……は間違い。実は香港の海鮮料理は複雑な味わいの出汁や中国醤油や深い旨味の上湯(シャンタン)が利いた料理が多いので、そこは赤。柔らかい旨味のあるちょっと熟成した赤がバランスがいい。たとえば、フランス、ブルゴーニュやスペインのリオハ、イタリアのキアンティの熟成したものなど。

また、中国料理の魅力はスパイス。目くるめくスパイスの渦に包まれるのがたまらないのだ。こんな料理には、同じくスパイシーなワインでなけりゃ対応出来ない。素材が魚介ならスパイシーな白、南フランスのヴィオニエやアルザスのゲヴュルツトラミネールなど。鶏肉や豚肉、牛肉ならば同じく南フランスのシラーやカリフォルニアのジンファンデルで決まり。

唐辛子の利いた料理にはカベルネ・ソーヴィニヨン

唐辛子の利いた料理にはカベルネ・ソーヴィニヨン

ちなみに、スパイスに強烈な辛さと脂分がプラスされた四川料理(香港にも結構ある)には、相反する甘口ワインで勝負したい。軽めのソーテルヌ(ボルドーの貴腐ワイン)やミュスカなどで辛さと甘さを相殺する。これが意外においしい。

 
ロゼ

これ一本というときには辛口のロゼを!

あれこれ飲み比べが難しいので「何かこれ一本!」というときにおすすめなのは、ズバリ、ロゼ! それもややスパイシー感のある辛口ロゼが正解。たとえば、フランス、コート・デュ・ローヌのタヴェル・ロゼや地中海のプロヴァンス・ロゼ。なぜなら、中国料理は、甘い味、酸っぱい味、あっさりした味、濃厚な味、脂っこい味、辛い味……などがさまざまに交差して提供される。これに対応できるのは白でも赤でもなくロゼという発想。

実はこの組み合わせ、フランス、パリの中国料理では定番。本場香港でも今にきっとどのお店でもロゼワインがオンリストされる日が来るだろう……とは私の勝手な想像。

ちなみに、中国料理と日本酒の組み合わせも楽しい。特に熟成古酒。紹興酒に似ているがより軽快でドライ。飽きない組み合わせということも付け加えておきたい。

中国には紹興酒に代表されるような黄酒(ホワンチュウ=醸造酒)や茅台(マオタイ)酒のような白酒(パイチュウ=蒸留酒)など伝統酒があるが、通常の食事はお酒を飲みながら食べるという習慣がなかった。しかし、これだけワインが身近になったグルメ王国、香港だ。中国料理にワインを合わせるスタイルはファッションとしてだけではなく定着し情報発信基地となるのもそう遠くないだろう。

香港グルメ&ワインファンのあなた、これはもう現地に行ってみるしかない!

【関連サイト】
香港政府観光局

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます